2021.10.06

CARS

生産地を中国に変更したボルボの最上級セダンが再上陸

2017年に500台限定で日本市場へ導入されたボルボのフラッグシップ、S90が再上陸。9月1日から受注販売を開始する。なお、現在S90の生産は2017年中盤に立ち上がった中国・大慶工場へ全面的に移行しており、日本仕様も2017年のスウェーデン工場製から大慶工場製に変更されている。

フェイスリフトを受けた最新モデル

今回導入されるのは、販売が中断していた2020年に行われたフェイスリフト後のモデルで、以前に限定販売されていたモデルと比べると内外装に変更が加えられている。





流れるウインカー搭載

エクステリアは前後バンパーとフロント・グリル、テール・ライト、アルミホイールのデザインを刷新。また、リアのウインカーが内から外へ流れるように点灯するシーケンシャル・タイプとなっている。

インテリアではインフォテインメントシステムが刷新され、テレマティックサービスやワイヤレス充電器、PM2.5センサーと自動換気機能が付く空気清浄システムを標準装備する。また、オプションのバウワース&ウィルキンス製プレミアムオーディオは性能が向上された。





安全のボルボは健在

運転支援をはじめとする安全装備では、歩行者や自転車、右左折時の対向車も検知する衝突回避被害軽減ブレーキ、アクティブ・クルーズコントロール、操舵アシストによる車線維持支援や車線変更時の衝突回避機能など、先進運転支援システムが充実。さらに、先行車発進告知機能とリア衝突回避・被害軽減ブレーキが新規設定された。





48V電源を用いたマイルド・ハイブリッド

今回導入されるグレードはB6・AWDインスクリプション。エンジンはターボと電動スーパーチャージャーを備える2.0リッター直4直噴ガソリン・ユニットで300ps/420Nmを発生する。これに13.6ps/40Nmのモーターを用いる48Vハイブリッドシステムを搭載。48V電源は電動過給器の駆動にも用いられ、効率とレスポンスの向上が図られている。

日本仕様は全車右ハンドルで、価格は894万円となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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