2021.10.29

CARS

PR

武田真治とDJドラゴン、 208馬力のイタリアン・スポーツネイキッド・バイク、ドゥカティ・ストリートファイターV4を語る

芸能生活30周年を迎え、俳優、ミュージシャンなど多方面でますます活躍中の武田真治さん。そして80年代後期よりDJ活動を始め、グラフィック・デザイナー、ミュージシャンなど数々の肩書きを持ち、人気を博すDJ Dragonさん。「BLACK JAXX」でユニットを組み、親交の深いふたりだが、プライベートでは根っからのバイク好きとしても広く知られている。この日はドゥカティの最新モデル、ストリートファイターV4Sを前にバイク談義に花を咲かせた。



DJドラゴンは筋金入りのライダー

―― おふたりはいつからバイクに乗っているのですか?

DJ ドラゴン(以下、ドラゴン) 16歳からですから、かれこれもう40年近くずっと。バイクに乗っていなかった時期はありません。

バイクに乗っていなかった時期はないというDJドラゴン。筋金入りのライダーだ。

―― 筋金入りのライダーですね。

ドラゴン 子どもの頃、テレビで見た『仮面ライダー』(1971年~、毎日放送)に影響され、“ヒーロー=バイク乗り”でしたから、自分も大人になったら乗りたいなってずっと思っていました。

武田真治(以下、武田) それは僕も一緒。『月光仮面』(1958年~、現TBSテレビ)とか、バイクに乗っている人って正義なんだって、子どもの頃から信じ込んでいました。

ドゥカティのMHR900に乗っていた武田真治。根っからのバイク好きである。

ドラゴン 祖父と父もバイクが好きで、家に戦前のビンテージ・ハーレーがありましたから、我が家ではバイクに乗ることは特別なことではなかったんです。そもそも僕らの世代は、16歳になったらオートバイの免許をとってバイクに乗るっていうのが、当たり前でしたからね。クラスメイトも男子はみんなバイクに乗っていた。

武田 出会った頃はベスパだったよね。

ドラゴン えっ、覚えているの?



武田 うん、水色だった。僕が18歳のときで「サックス吹けるの?」なんて声をかけてもらってさ。

ドラゴン 最初は音楽つながりで、仲良しになったんだよね。やっぱり東京でバイクに乗るんだったら、『探偵物語』(1979年~、日本テレビ)の松田優作さんみたいにってことで、ベスパを選んだことを記憶している。映画『さらば青春の光』(1979年公開、イギリス)を観て、モッズのファッションを真似てみたりね。

武田 あっ、そうそう、モッズコートを着てたよね。

ドラゴン 東京に出てきてから、バイクに乗るのにもファッションに気をつかい始めたんだよね。

武田 うん、バイク乗りは、やっぱりカッコよくないとね。



―― 武田さんはいつからバイクに?

武田 小学生の頃に、父親がホンダのモンキーを買ってきて、私有地の安全な広い場所で運転を教わったりしていました。

ドラゴン 真治が生まれた北海道っぽい話だね。

武田 そう、自然がいっぱいだからね。でもバイクに乗れるのは、せいぜい4月から10月くらいまで。モンキーはゴーカートに乗るような遊び感覚でした。

ドラゴン なるほど。



武田 中学生くらいになると、男の子はみんなバイクに興味を持ち出すからって、うちの父が悪そうな子もみんな集めて、乗り方を教えていたの。僕は不良グループにいたわけじゃなかったんだけど、そういう連中もみんなうちの父にバイクの接し方なんかを教わるから、僕も不良たちに一目置かれるような存在だったかもしれませんね。

ドゥカティ・ストリートファイターV4の詳細はこちら

―― 16歳で免許取得ですか?

武田 いいえ。早くから芸能界に入って、ありがたいことに忙しくさせてもらったから、仕事が落ちつくまではバイクに乗るような時間は一切ありませんでしたね。さぁ、オートバイに乗るぞって、免許をとったのは25歳のとき。バイクに乗って、恋がしたかったんです。漫画『ホットロード』(別冊マーガレット1986年~、紡木たく)が好きで、これは絶対に自分もいつかは通らなくちゃいけないって、思っていました。

ドラゴン 女の子とバイクで二人乗りするって、特別感があるよね。

武田 実際には安全運転になる。怪我させないようにって。



日常がステージになる

―― ヘルメットを被ったり、荷物が積めなかったり、クルマに乗るよりバイクって、いろいろとタイヘンじゃないですか。なぜ、ずっとバイクに?
ドラゴン タイヘンという概念が、そもそも僕らにはないんですよ。

武田 タイヘンというよりは、むしろ自由。僕は筋斗雲に乗っている感覚かなぁ。どこへでも、好きなときに好きなように行けるっていうか。『西遊記』(1978年、日本テレビ)を観て、堺 正章さん演じる孫悟空が羨ましいなぁって思っていましたから。

ドラゴン これまで、どんなバイクに乗ってきた?



武田 アメリカン・クルーザー・スタイルの国産400ccとかハーレーのスポーツスター、ドゥカティのMHR900にも乗った。多いときは、3台持ちしていた。

ドラゴン ドゥカティって、いちどは乗ってみたいってバイク乗りなら誰でも憧れるよね。真治が乗っていたら、ちょっと悔しいもん。

―― 目の前にあるストリートファイターV4Sの印象はどうでしょうか? スーパー・スポーツの最高峰パニガーレ V4のエンジンを採用するとともに、公道走行を意識したチューニングを施したネイキッド・モデルです。



ドラゴン エッジが効いたデザインで、空力も究極な次元にまで突き詰められている。もう、戦闘機みたい。

武田 オーリンズやブレンボといった最高のパーツが標準装備されていて、フルノーマルでもう満足できますね。車名の通り、ストリートで乗るのに適したアップ・ハンドルで、ライディング・ポジションにゆとりをもたせているのが今どき。昔は前傾姿勢でハンドルが低ければ低いほどカッコイイとされていましたけど、スタイリッシュでこれなら扱いやすそう。

ドラゴン マフラーも昔のバイクみたいに長くない。マスの集中を考えて短い。ギュッと詰まった無駄のないスタイルがいいよね。



武田 そうそう、昔はスカスカなのがよかった。外せるものはなんでも取って、バッテリーさえも積んでいなかったもん。ストリートファイターV4Sは時代の先端をいくデザインで、未来的という意味でアニメっぽさもどことなく感じる。

―― ストリート向きにデチューンされているといえども、最高出力208PS(153kW)を発揮する強力なエンジンが搭載され、言ってみれば過激。バイクは趣味性が強い乗り物ですが、これは中でも特に尖っていますよね。

武田 人類の進化より、先へ行っている感じがします。これを自在に操れるようになりたいですよね。

ドラゴン うん、しれっと乗っていたら、最高にカッコイイ!



武田 ライディング・モードが選べ、サーキットではフルパワーを堪能できるし、街乗りやツーリングでは手に負えないモンスターにならないよう電子制御されるのもスゴイとしか言いようがない。新機能として安全面もしっかり考えつくされているのが、本当に今っぽい。

ドラゴン ダーク・ステルス・カラー(ブラック)といい、日本人の発想ではつくれないイタリアン・デザイン。

武田 どんなオートバイよりファッションも気をつかいたくなるし、日常がステージになるね!!



ドゥカティ・ストリートファイターV4の詳細はこちら

ドゥカティ・ストリートファイターV4S
全長×全幅×全高 2125×835×1140mm
ホイールベース 1488mm
シート高 845mm
車両重量 199kg
排気量 1103cc
エンジン形式 水冷V型4気筒
最高出力 208ps/13000rpm
最大トルク 123Nm/9500rpm
変速機 リターン式/6段変速
ブレーキ 前/後 油圧式ダブルディスク/油圧式デイスク
タイヤ 前/後 120/70ZR17 200/60ZR17
車両本体価格 292万円(税込)

語る人=DJドラゴン+武田真治 まとめ=青木タカオ 写真=柏田芳敬




無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録



RELATED

PICK UP