2022.01.05

CARS

25年25万キロ記念走行会! ちょっと古いベンツが箱根に集合!!【メルセデス・ベンツ300TE(1992)長期リポート #104】

『エンジン』に掲載された編集部の長期リポート車、メルセデス・ベンツ300TE(1992年型)の過去13年間分の記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。今回は走行距離が26万7800kmの2017年11月号のリポート。44号車の25年25万キロ走行突破記念走行会の模様をお伝えします。

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【初回を読む】2008年、エンジン編集部で124型の購入を決定!


箱根は絶好の行楽日和

とうとうこの日がやって来た! ちょっと古いメルセデス・ベンツに乗る人たちと、44号車の25年、25万km突破をお祝いしました。

箱根、大観山から見おろす芦ノ湖はキラキラと水面を輝かせていた。箱根はすっかり秋の気配で、谷から上ってくる風に当たっていると、ちょっと寒いぐらいである。とにかく、快晴が嬉しい。そう、もうすぐこの大観山ビューラウンジに、ちょっと古いメルセデス・ベンツを愛する人たちが集まってくるからだ。

箱根ターンパイク大観山駐車場に集まったちょっと古いメルセデス・ベンツたち。どのクルマも美しく新車と見紛うばかり。ノーマルのまま乗っている方が多かった。

本誌長期リポート第44号車(1992年型メルセデス・ベンツ300TE)の25年、25万km突破を記念した走行会に参加したいという応募は21通あった。当日、3名の方が来られなくなったので、18台がここに並ぶことになる。

ちょっと古いメルセデス・ベンツは、集合時間のかなり前から続々とやってきた。44号車と同じ124型が多い。驚いたのは、どのクルマもピカピカなこと。44号車もボンネットが綺麗になって、かなりイイ感じだと思っていたのが、集まってくるみなさんのクルマは新車みたいだ。

クルマのまわりでは初対面にもかかわらず、ちょっと古いベンツ談義が始まっている。

土曜日ということもあって、ビューラウンジ駐車場は2輪のイベントやほかのクルマのグループで大賑わいである。しかし、そこはメルセデス・ベンツ。ズラリと並んだ様子は、ほかのクルマを圧倒していた。

淡いブルーのボディがとても綺麗なE320Tに乗る原田孝之さんは「ステーションワゴンに乗られているみなさんのタイヤが純正サイズだということ、ファブリック・シートの方が多いことなど、流石わかってらっしゃる!」と、目を細める。

また、朝4時に起きて、名古屋から駆け付けたというのは、シルバーの1995年型E220Tに乗る河田辰靖さん。なんと、オドメーターは37万kmを刻んでいる。

「仕事とプライヴェート、すべてに使っています。山形にいる息子を訪ねるときもこれで往復します。毎日使っているせいか、大きなトラブルに見舞われたことはないです。距離を重ねているので、トランスミッションのオーバーホールと、エンジン・ハーネスは新しくしました」

ボディが丈夫なのでヤレ感が出ないのが嬉しいそうだ。E220Tに乗るようになって腰痛からも解放されたという。

「お互いに50万kmを目指しましょう!」と、ありがたい一言をいただいた。

箱根ターンパイク大観山ビューラウンジに集合、ホテルハーヴェスト天城高原まで約50kmのツーリングを楽しんだ。

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