2021.11.11

CARS

一番まったりできるレクサス! マイナーチェンジを受けたESに試乗

フラッグシップのLSとコンパクトなISの間を埋めるべく、2017年に日本へ導入された、レクサスの前輪駆動サルーンのES。初めての変更で得意とする快適性に磨きを掛けた新型の乗り味を試してみた。モータリングライターの高平高輝がリポートする。

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LSと間違えるくらい立派に見える

レクサスのフラッグシップ・サルーンにもかかわらず、妙にファン・トゥ・ドライブに傾倒していたLSに比べて、レクサスらしいラグジュアリーとコンフォート性ではこちらのほうがブランド・コンセプトを体現しているのではないか、と感じていたESがマイナーチェンジを受けた。



2018年10月に通算7世代目にして初めて国内導入された(かつて日本名ウィンダムとして販売された時期もあったが)レクサス唯一の前輪駆動サルーンであるESは、全長ほぼ5mの堂々としたサイズを持ち、ボディ各部の光り物にも手抜かりなく、街中ですれ違うとLSと見間違えるぐらい立派な押し出しを備えたセダンである。北米や中国での人気もさもありなん、である。

LSに次ぐアッパーミディアム・セダンだったGS同様、そのすき間を埋めるべく導入されたESは、カムリと同じGA-Kプラットフォームを採用しているが、ホイールベースはカムリより長く、ボディ各部に独自の補強を施してある点が異なる。パワートレインも事実上カムリと同じ2.5リッター直4にモーターを組み合わせたハイブリッド・システムを搭載。3.5リッターV6を積むモデルも存在するが、国内ではハイブリッド専用車である。トヨタとしてはそう言われたくはないだろうが、非常にざっくりとした言い方をすればカムリのプレミアム版ということになる。

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