2021.11.26

CARS

世界一難しいコース! 日本のポルシェの新たな聖地「ポルシェ・エクスペリエンス・センター東京」!!


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さて、施設全体の概要についても触れておこう。総工費50億円を投じて造られたというこの施設の敷地は山ひとつ分の40ha強で、そのうち使われているのは20ha弱。そこにレストランやシミュレーター・ラボ、ミーティング・ルームを備えた建物と、先の2・1kmのハンドリング・トラックを含めて6つのドライバー育成モジュールがある。残り5つは、(1)アイスバーンに近い低ミュー舗装を施された周回コースのローフリクション・ハンドリング・トラック。(2)スプリンクラー・システムによって散水された低ミュー舗装の円周コースのドリフト・サークル(3)200m×30mの平面の舗装エリアで、スラロームやフルブレーキング、ローンチ・コントロールなどを体験するダイナミック・エリア。(4)最大約40度もの急斜面を持つオフロード・コース。そして、(5)現時点では未設置だが、埋設された油圧プレートを車両のリア・プレートが通過する瞬間に左右に動かし、強制的にスピン状態を作るキック・プレートである。



ドライビング・エクスペリエンスは、ポルシェのオーナーであろうとなかろうと、誰でも運転免許があれば受講できる。試乗車として約40台のポルシェ車が用意されており(うち約半数が911)、90分単位でインストラクターが助手席に乗ってマンツーマンでトレーニングする。どのモジュールを体験するかは、受講者の希望次第。料金は718ケイマンで4万9500円から。



驚いたのは、なんとこのコース、貸し出しもする予定なのだという。1日占有料金は300万円。他ブランドが使う場合に配慮して、コースにはポルシェのロゴを出していないのだとか。さすが、抜かりはない。

文=村上政(本誌) 写真=ポルシェ・ジャパン

(ENGINE2021年12月号)

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