「青は藍より出でて藍より青し」ではないけれど、カイエンの弟分として2014年に登場し、カイエン以上にポルシェのDNAを体現するマカン。そのベース・モデルと最スポーティなモデルの2台に、モータージャーナリストの島下泰久氏とエンジン編集部の村上、塩澤、新井の4名が乗って、マカンのポルシェらしさとは何かをテーマに座談会を行った。
日本では断然マカンが売れている!?村上 ポルシェのSUVと言えば今やマカンだけど、これもやっぱりカイエンがブランドの柱になったからこそ出たモデルだよね。塩澤 市場の要求ということ?村上 もちろん、それはあったでしょう。ポルシェはマーケティングの会社だから。新井 発表って東京モーターショーでしたよね。正式にはLAが同時にワールドプレミアだったという。塩澤 今、カイエンとどっちが売れているんだろう?村上 グローバルでは際どいかもしれないけど、日本では今は断然マカンですよ。
塩澤 それは分かる気がするな。マカンだって小さくはないけど。新井 マカンで十分ですよ。村上 カイエンが大型化していけば、もっと小さいのが欲しいという声は出てくるわけで、ポルシェらしいマーケティング戦略だよね。島下 私にとってはカイエンとマカンって大小じゃないんですよね。もちろん荷室の大きさもあるんだけど、カイエンはそれを活かしてロードバイクを積むとかキャンプに行くとか、あるいは牽引能力を活かしてみたいなライフスタイルに寄った選択でもある。マカンはもっとクルマ寄りという感じがしています。
村上 走りを追求してPDKを使っているんだもんね。新井 荷室の話をすると今、自転車が出てくることは多いですよね。島下 ドイツではe-Bikeもバカ売れで、まさにカイエンのようなSUVに積んで乗りに来る人がすごく多い。それと、日本では少ないけど牽引ですよね。新井 海外だと下手すると家みたいなキャンピング・トレーラーとか引っ張ってますもんね。
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