SUVでもポルシェに乗りたい！　マカンの内燃エンジンに乗るなら最後のチャンスか!?

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村上　だけど残念と言うべきか、内燃エンジンのマカンはこの1代で終わりになる。しばらくは電気自動車と併売で、それゆえに内燃エンジン版も少し前に2回目のマイナーチェンジ版が発表されたわけだけど。

新井　素のマカンの味は電気でも出せると言っておいてアレですけど、下手すると2～3年で無くなってしまうかもしれないから早めに買っておいた方がいいかもしれません。

島下　次期型、つまりBEVになるマカンは、いよいよPPE、プレミアム・プラットフォーム・エレクトリックが使われるゼロスタートで開発された電気自動車なんですよ。それもすごく楽しみなんだけど、そうなると必ず充電環境の話をせざるを得ないんですよね。

村上　そういう意味では最後のマイナーチェンジ版がどんなクルマなのかも興味津々。走りも気になるけど、内装なんかも結構変わったのかな。

島下　センターコンソールにはカイエンと同じようなタッチセンサー式スイッチが使われているようですが、メーターは変わらないですね。

村上　それは良かった。あのリアル針のメーターが大好きなんだよね。

島下　さっきも話が出ましたけど、今やブランドのエントリーとして大事なマカンが良くなれば、911などスポーツカー系は当然、その上を行くドライバーズカーにしないといけない。つまり、これらのクルマの進化にも繋がるわけですよね。

塩澤　それはホント大歓迎。その辺りも含めてマイナーチェンジ版、早く乗ってみたいよね。

話す人＝島下泰久（まとめも）＋村上政（以下、本誌）＋塩澤則浩＋新井一樹　写真＝柏田芳敬

■ポルシェ・マカンGTS
駆動方式　フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高　4686×1926×1609mm
ホイールベース　2807mm
車両重量（車検証）　1970kg（前軸1110kg／後軸860kg）
エンジン形式　直噴V6DOHCツインターボ
総排気量　2894cc
ボア×ストローク　84.5×86.0mm
最高出力　380ps/5200-6700rpm
最大トルク　520Nm/1750-5000rpm
トランスミッション　デュアルクラッチ式7段自動MT
サスペンション（前）　ダブルウィッシュボーン／コイル
サスペンション（後）　マルチリンク／コイル
ブレーキ（前後）　通気冷却式ディスク
タイヤ（前後）　265/45R20、295/40R20
車両価格（税込み）　1038万8890円

■ポルシェ・マカン
駆動方式　フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高　4696×1923×1624mm
ホイールベース　2807mm
車両重量（車検証）　1860kg（前軸1010kg／後軸850kg）
エンジン形式　直噴直4DOHCターボ
総排気量　1984cc
ボア×ストローク　82.5×92.8mm
最高出力　265ps/5000-6500rpm
最大トルク　400Nm/1800-4500rpm
トランスミッション　デュアルクラッチ式7段自動MT
サスペンション（前）　ダブルウィッシュボーン／コイル
サスペンション（後）　マルチリンク／コイル
ブレーキ（前後）　通気冷却式ディスク
タイヤ（前後）　235/55R19、255/50R19（試乗車は20インチ）
車両価格（税込み）　711万9444円

（ENGINE2021年12月号）

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