2021.11.18

CARS

スバルの新型EVはトヨタとのコラボ 2022年発売予定のソルテラを公開

スバルが新しい電気自動車(EV)「ソルテラ」のプロトタイプを公開した。太陽と大地を意味するラテン語に由来する名称の中型SUVタイプの電気自動車。先日概要が発表されたトヨタのEV、「bZ4X」の兄弟車で、トヨタと共同開発したBEV専用のプラットフォームを用いている。

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ヘッドライトや六角形グリルで差別化

SUVの力強さを表現しているフロント・フェンダーの大型樹脂クラッディングをはじめ、エクステリアの外装パネルは多くをトヨタbZ4Xと共有しているが、フロントまわりはスバルらしさを表現する六角形グリルとC字型ヘッドライト、リアはテールライトのデザインを変更することで差別化を図っている。



トヨタRAV4とほぼ同サイズ

全長4690×全幅1860×全高1650mm、ホイールベースは2850mmというボディ・サイズはトヨタbZ4Xと同じ。前輪駆動(FF)が1930kg、4WD車が2020kgの車両重量はbZ4Xより若干重くなっている。



今のところ、丸型ステアリングのみ

ダッシュボードを低くし、開放感を高めた低いダッシュボード、スバル車としては初となるステアリングホイール越しに望むトップマウント・メーター、センターに配された12.3インチの大画面など、インテリアも基本的にbZ4Xと変わらない。異なるのはステアリング中央のエンブレムくらいか。

室内は5人乗りで、レイアウト自由度の高いEV専用プラットフォームの採用により、広い空間を確保した。荷室は床面の高さを抑え、ゴルフバッグなら4個、大型スーツケースは3個を積載可能だという。



1モーターの前輪駆動と2モーターの4WD

駆動用モーターは、FF車が204ps(150kW)、4WD車は109ps(80kW)のモーターを前後に1つずつ搭載し、システム合計で218ps(160kW)を発生する。4WD車には、スバル独自の制御技術である「Xモード」と新開発のグリップコントロールを採用し、悪路走破性を向上している。

駆動用バッテリーはキャビン床下全面へ搭載される355V・71.4kWhのリチウムイオン。低重心化に加え、骨格の一部を担うことでボディ剛性向上にも貢献する。急速充電は150kWまで対応。航続距離はFF車が530km前後、4WD車が460km前後を想定している。

発売はトヨタbZ4X同様、2022年中盤を予定している。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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