2021.12.01

WATCHES

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スタイルのある時計が欲しい! NOMOS GLASHÜTTE(ノモス グラスヒュッテ)篇

クルマは移動の手段としても役に立つだけでなく、退屈な日常をウキウキした気分に帰る不思議な魅力を併せ持っている。 時計も同じだ。時刻を知る道具であることを超えて、着けるだけで生活に彩りを添えてくれる良きパートナーでもあるのだ。だからこそクルマも時計も、自分に合ったスタイルのある1台、1本を選びたい。そんな想いを込めて、思わずドライブに出かけたくなるノモスの限定モデルの魅力を時計ジャーナリストの名畑政治が解説する。

自称"スピード狂"が設計した疾走感溢れる大胆不敵なタイムピース

ノモスのイメージを覆して衝撃を与えた「アウトバーン」に、早くもニューバージョンが登場した。実はこの新作、さらに個性が強烈。ダイアルは前作同様、外周から中心に向かいレーシングコースの高速バンクを思わせるカーブを描き、4時と8時をつなぐアーチ状の太いラインには蓄光材が塗られており、暗闇で光る。これがアウトバーンのセンターラインを思い出させる。そして何よりこのモデルの疾走感を高めているのが穴あきのブレスレット。原点は軽量化のためレーシングカーのシャシーやステアリングのスポークに開けられた「軽め穴」だが、腕へのフィット感を高めるため、バックルを挟んで細かなリンク部分を設け、側面のダブルボタンで解除できる独自の構造 を採用。これは実にクレバーな設計だ。  

デザインしたのは人気のドイツ人インダストリアルデザイナー、ヴェルナー・アイスリンガー。彼自身、インタビューで「私はスピード狂なのです」と語っているように、「アウトバーン・ディレクターズカット」には随所に"スピード"や"レーシング"を想起させるディテールが隠されている。それを見つけ読み解くのも、このモデルのオーナーの楽しみに違いない。

アウトバーン・ディレクターズ カット限定モデル
グラスヒュッテの時計製造175年を記念し、3つのモデルを各175本限定で発売。ブルーのダイアルにイエローのラインが入る「A7」(右)の他、ホワイトの ダイアルにオレンジ・ライン入りの「A3」(中)とブラックの ダイアルにグレーのラインが入る「A9」(左)がある。記号のようなモデル名はデザイナーが好きなアウトバーンの路線名が由来とか。自動巻き。ステンレススティール、 ケース直径41mm、10気圧防水。61万500円。


特徴的な発光リングにより、夜間のドライブ時に浮かび上がるインパネを彷彿するかのような夜光が施されているのも特徴だ。高い視認性も兼ね備えている。


シースルー仕様のケースバックからは、グラスヒュッテの時計ならではの3/4プレートを採用した自動巻き自社ムーブメントの姿が。シリアルナンバーも刻印されている。

限定モデルの大きな魅力のひとつがブレスレットだ。高いデザイン性と着け心地を兼ね備えた2種類のパーツを組み合わせた仕様になっている。

◆ノモス グラスヒュッテの詳しい情報はコチラ◆


問い合わせ=大沢商会 Tel. Tel.03-3527-2682

文=名畑政治 写真=近藤正一 スタイリング=石川英治(T.R.S)

(ENGINE2022年1月号)

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