2021.12.01

WATCHES

PR

スタイルのある時計が欲しい! PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)篇

クルマは移動の手段としても役に立つだけでなく、退屈な日常をウキウキした気分に変える不思議な魅力を併せ持っている。 時計も同じだ。時刻を知る道具であることを超えて、着けるだけで生活に彩りを添えてくれる良きパートナーでもあるのだ。だからこそクルマも時計も、自分に合ったスタイルのある1台、1本を選びたい。そんな想いを込めて、時計ジャーナリストの菅原茂がスタイルの時計についてパテック フィリップの傑作モデルを通して解説する。

ともに時を過ごす腕時計のスタイルがアナタが何者かを語る

腕時計はますます必需品になってきた。時刻を知るだけならスマートフォンやスマートウォッチのような便利な電子機器で足りるのになぜ必需品なのか? 時刻表示の機能的な道具というよりも別の意味でなくてはならないものになっているのは、腕時計でしか得られない固有のデザインやメカニズムに惹かれるからだ。  

ファッションや身の回りの多くのものがそうであるように、腕時計も自己表現の有力な手段になりうる。実際どんな腕時計を着けているかで人柄や価値観、趣味嗜好が知れるということはよくある。少なからずこだわりをもった者の間では、自分を演出するスタイリングはもとより、ライフスタイルや趣味に合わせて腕時計を着けることが当然のように広まっている。

クルマ好きが精悍なクロノグラフを愛用したり、マリンスポーツやアウトドア好きが日常生活の場面でも高機能のタフなダイバーズウォッチを着けたり、旅行好きが海外で役立つGMTやワールドタイム機能を搭載するモ デルを選ぶのはそうした例だ。また 純粋に時計の精密機構に関心の高い者なら、トゥールビヨンのような高度な複雑時計に目を向けるかもしれない。ヴィンテージスタイルからコンテンポラリーまで幅広いデザインについてもそうだ。

今や研ぎ澄まされたデザインによって独特のスタイルを創出するモデルは少なくない。  いずれにせよ、そうした腕時計を着けて自らのスタイルを主張することは、自分が何者かを語る。そう、ともに時を過ごす相棒は、分身でもあるのだ。



永久カレンダー 5320
1940年代から50年代のモデルからインスピレーションを得たネオ・ヴィンテージのデザ インは、ステップを刻むベゼルやラグのクラシカルでエレガントなフォルムが印象的で、 ラッカー仕上げのクリームダイアルも味わい深い。永久カレンダーは、ダブル・ギッシェによる曜日と月表示、ムーンフェイズの周囲に日付表示、さらに右に閏年、左には昼夜表示を装備。自動巻き。ホワイトゴールド、ケース直径40mm、3気圧防水。1060万4000円。

リアルな旅でも机上プランでも欲しいのはワールドタイムだ

古くから旅先での利用を目的とした腕時計がある。GMやワールドタイム機能を搭載する腕時計だ。これらは旅の途中で過ごす現地のローカルタイムとふだん生活する地域のホームタイムがダイアルで容易にわかり、海外旅行ではなにかと便利である。こうした機能は今の電子的なシステムでいとも簡単に行えるのだが、それを伝統的な機械時計の機構で実現する物理的な実体のあるシステムがつまりこの種の腕時計ならではの特別なスタイルを生んでいる。

パテック フィリップが他に先駆けて戦前の腕時計に取り入れ、設定機能で特許を取得したワールドタイムはその代表だ。ワールドタイムとは、1日で1周する時間リングと世界のタイムゾーンに属する主要都市を対応させて、各地のローカルタイムがリアルタイムに把握できる便利な機能である。

「ワールドタイム・フライバック・クロノグラフ 5930」は、パテック フィリップ が1940年代にユニークピースとして製作したモデルから着想して現代的なモデルに仕上げたもの。とはいえ単純な復刻なのではない。ワールドタイムの表示機能については伝統的だが、クロノグラフはフライバック機能を搭載する最新設計。ヴィンテージのテイストと先進技術によるムーブメントを併せ持ち、それが独特のスタイルを創出しているのだ。

このワールドタイムを手にしたら、日本を飛び出し世界をめぐる旅に出てみたくなるに違いない。ブルーを効果的に用いたデザインも洗練されていて、スタイリッシュなトラベラーのファッションにもよく似合う。


ワールドタイム・フライバック・クロノグラフ 5930
ワールドタイムに、1回の操作でリセットとリスタートが瞬時に行えるフライバック・クロノグラフというパテック フィリップを代表する2つの複雑機構を融合。積算計は30分計のみだが、センターのクロノグラフ秒針は常時動かしてセンターセコンドとしても使える。手仕事によるギヨシェ彫りが施されたダイアルは美しいブルーが彩る。自動巻き。ホワイトゴールド。ケース直径39.5mm、3気圧防水。910万8000円。

パイロットウォッチのスタイルに巧妙なトラベル機能を秘める

日常とは別の時間を過ごす旅では、機能的なウェアやシューズ、バッグなどがそうであるように、腕にトラベル仕様の時計を着ければいっそう楽しいものになるだろう。パテック  フィリップは、オーセンティックなワールドタイムに加えて、「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」という、個性的な旅スタイルを演出する極めつきのモデルを発表している。

なんといっても目を引くのは、夜光を施した太いアラビア数字や針を配したハイコントラストのダイアルだ。パテック フィリップが1930年代に製作したレアなパイロットウォッチからインスパイアされたダイアルには濃厚なヴィンテージ感のみならず、当時のミリタリーウォッチのスタイルも感じられ、行動的なファッションに間違いなくぴったりだ。

もちろんこのモデルにはトラベルウォッチとしての機能も備わるが、表示スタイルがまたユニークで洗練されている。センターに2本の時針を装備していて、ふだんは重ねて1本の時針として用い、旅先では2本を分離してローカルタイムとホームタイ ムの表示に用いるように作られているのだ。旅行中の必要に応じてデュアルタイムやGMT機能が備わる有能な腕時計に変身させることが可能なのだ。

しかもそんな特技の持ち主だとは悟られないような、あくまでもシンプルな表情を保っているところが実にお洒落ではないか。インフ ォーマルなスタイルがますます主流になってきた今、カジュアルなデザインとラグジュアリー感を併せ持つこんな腕時計で旅を満喫したい。


カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234
2本の時針でローカルとホームタイムを同時に表示する特許取得のトラベルタイム機能と1930年代のパイロットウォッチのヴィンテージデザインとを融合。ケース左の2つのボタンでタイムゾーンの変更が簡単に行え、出発地と現地の昼夜表示も備わり、旅のあらゆるシーンで便利に使える。男女を問わず着けやすい直径37.5mmのケースも「7234」モデルの特長だ。自動巻き。ローズゴールド、6気圧防水。557万7000円。

◆パテック フィリップの詳しい情報はコチラ◆

問い合わせ=パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109

文=菅原茂 写真=近藤正一 スタイリング=石川英治(T.R.S)

(ENGINE2022年1月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録



RELATED

PICK UP