2022.01.14

LIFESTYLE

カメラ・ファン待望! 見た目以外はすべてが新しいライカM11の魅力を伝える


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カラーバリエーションはブラックとシルバーの2種類。ブラックには極めて耐傷性に優れたペイントが採用され、トップカバーには高品質なアルミニウムを採用することで、シルバーのモデルより質量が約20%(100g)軽量化されている。シルバーのモデルはトップカバーに真鍮が採用され、クラシカルな雰囲気の仕上げだ。実用の道具としての凄みと機動性を備えたブラックか、ライカ伝統のレンジファインダーカメラの雰囲気を存分に味わえるシルバーか、どちらのモデルにするか悩ましいのもライカM11の魅力の一つといえるだろう。

ブラックにするか、それともシルバーか? どちらのライカにすべきか悩ましい。

実用面での進歩として、ライカM11はベースプレートを排した構造になっている。デジタル初号機のライカM8から現行のライカM10まではフィルム時代のM型ライカと同様のベースプレートが設けられていた。今までは、フィルム時代の所作を懐かしみながらプレートを外してからバッテリーや記録メディアを交換していたが、ライカM11ではより素早く交換できる。このことに加え、カメラ本体に64GBのメモリーを内蔵することでSDカードと内蔵メモリーへ同時記録することが可能となり、データ保護の信頼性も向上。またバッテリー容量も従来機より大幅にアップするとともにカメラ全体の消費電力も抑えることで、より長時間の撮影が可能になった。

ベースプレートを排し、すぐにバッテリーや記録メディアが交換できる仕様になった。

ライカM11には、いわゆる飛び道具的な新機能は一切追加されていない。あくまで写真を撮るための道具として必要とされる本質的な要素を見極め、それを研ぎ澄ますことだけに注力した新機種である。この真摯な姿勢こそがM型ライカの要諦であり、世の中に溢れかえる凡百のデジタルカメラとの大きな違いなのである。


ライカM11:6030万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー搭載レンジファインダー式デジタルステムカメラ 寸法:約139(W)×80(H)×38.5(D)mm 質量:ブラック約530g、シルバー約640g(共にバッテリー含む)ライカM11ボディ:118万8000円(税込)2022年1月21日発売予定 アポ・ズミクロンM f2/35mm ASPH.:105万6000円(税込)発売中

文=ガンダーラ井上

(ENGINEWEBオリジナル)

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