2022.01.31

CARS

キリリと精悍な新顔に進化 シトロエンC5エアクロスSUVがフェイスリフト

シトロエンC5エアクロスSUVのマイナーチェンジ版がフランス本国で発表された。2018年の発売以来、26万台以上を販売したというヒット・モデルが大幅なリフレッシュを果たした。

特徴的なフロント・マスクがさらに進化

新型における一番の変更点はフロントまわりのデザイン。2022年1月に日本での導入も開始された新型シトロエンC4などにもすでに取り入れられている新たなデザイン言語を用いたフロント・マスクを採用している。



ダブルシェブロンを強調

従来モデルは上下2段型だったヘッドライトとグリルは一体感がアップ。センターに配されるダブルシェブロンのエンブレムは大型化され、際立つ意匠になった。バンパーはシンプルな構成となり、上下も左右も連続性を高めている。

フロント・バンパ―下にあるロワー・グリルのフィンをエンブレムとの関連性を感じさせるV字形状とし、その下のスキッド・プレートはグレードによりブラックかグレーとなる。また、テールライトは両サイドが張り出した立体的な新形状でとなった。



新形状の大型ディスプレイを採用

インテリアでは、ダッシュボードから浮いているようなデザインの10インチのタッチ式ディスプレイを新採用し、情報の視認性とエアコンなど各機能の操作性を向上させた。センターコンソールも形状を変更し、トグルスイッチ式のシフト・セレクターとグリップコントロールを含む走行モードの選択ボタンを設置した。

ダンパー内にもうひとつのダンパーを内蔵することで良好な乗り心地をもたらすシトロエン独自のダンパー、「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」(PHC)は引き続き装備。同じく快適な掛け心地に大きく寄与するシトロエン特有のアドバンスト・シートは、15mm厚の高密度フォームを用いた最新仕様となり、快適性をさらに向上させている。3席独立スライドが可能なリア・シートも健在で、後席使用時の荷室容量は580〜720リッター(PHEVは460〜600リッター)の範囲で調整できる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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