2022.02.17

CARS

キャンピングカーに新風 フィアットがベース車両に最適なデュカトの正規輸入を開始

フィアットの商用車部門、フィアット・プロフェッショナルのデュカトが日本市場へ正規導入される。

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欧州で7割のシェアを占める

フィアット・デュカトは欧州の小型商用車市場でシェア7割を占め、2020年には初代モデルの登場から40周年を迎えた。現行型は2006年に登場した3代目。日本では需要の高まるキャンピングカーのベース車とすることを見込んでいる。



3種類のボディ・タイプを用意

本国ではピープル・ムーバーとして使える多人数乗車仕様やトラックも選べるが、日本に導入されるのは1列3人乗車のバン・タイプ。ボディ・サイズの違いで「L2H2」、「L3H2」、「L3H3」の3種類が用意される。

標準仕様の「L2H2」は全長とホイールベースが5413mm、3450mmで、全高が2524mm。「L3H2」はそのロングホイールベース版で、全高はそのままに全長とホイールベースを5998mm、4035mmへと580mm延長している。「L3H3」はロングホイールベース版をベースに全高を240mm高めたハイルーフ仕様(2764mm)だ。全幅の2050mmはすべてのモデルで共通となっている。



2.2リッター・ディーゼル+9段AT

パワートレインは180ps/450Nmの2.2リッター直4ディーゼル・ターボに9段ATを組み合わせ、前輪を駆動する。最大積載重量はL2H2が1645kg、L3H2とL3H3が1540kg。どのモデルもスライド式サイド・ドアと観音開きのバック・ドアを備える。

販売形態は主に既存のFCAジャパンおよびグループPSAジャパン正規ディーラーとキャンピングカー・メーカーなどとの間での取引を想定。架装業者などと提携し、デュカト専用の販売ネットワーク構築を図る。

販売開始は2022年下半期の予定で、価格は469万円からとなっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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