2022.03.06

WATCHES

身銭を切って買いました! 時計ジャーナリスト・大野高広が選んだのは、1990年代製の2本のブライトリング!

毎年、数多くの新作を取材・批評する時計ジャーナリストも、元はと言えば単なる時好きに過ぎない。そんな彼らは実際にどんなモデルを購入しているのか。時計ジャーナリスト・大野高広が本気で惚れ込み、実際に喉から手を出した時計を披露してもらった。

まさに一期一会。運命を感じた1990年代製の2本のブライトリング

ヴィンテージウォッチとの出会いは一期一会。まさに半年前の夏、思いがけず見つけたのが、1998年に日本限定100本で発売された「ナビタイマー メカニック50’s」の18Kイエローゴールド(右)だった。運命を感じた理由は、裏蓋に刻印されたシリアルナンバーが自分にとって特別な番号だったから。最初にビビッとくれば、あとは購入の言い訳などいくらでも付いてくる。



「そろそろ無垢が欲しいと思ってたんだ。回転計算尺のおかげで無垢でも見た目が控えめなナビタイマーはずっと第一候補だったし、ブライトリングにレマニアのムーブメントは結構レアな組み合わせ。しかもこれは1968年に開発されて以来、オメガの手巻きスピードマスターに採用されてきたレマニアCal.1873。オメガ版はスピードマスターがモデルチェンジして、ちょうど今年で無くなるから希少だし。あぁ、運命を感じるなぁ」

すっかり買う決心をして、ふと横を見ると、「クロノマット ロンジチュード」のサンダーバーズ公式モデル(左)を発見。こちらは1994年発売の世界1000本限定モデルで、実物を見るのは初めて。「クロノマットは1本も持っていないし、小ぶりなサイズ感も新鮮」。やっぱりこちらも運命を感じて、結局2本とも買っちゃいました!

ゴールド色に着飾ったレマニアCal.1873ベースの手巻きムーブメントは、シースルーバックから楽しめる。頻繁に着用するわけではないため、日付修正が必要ないのも好都合。

大野高広が身銭買いしたブライトリング ナビタイマー メカニック 50’sとクロノマット ロンジチュード

ともに1990年代のヴィンテージモデル。右は筆記体のブランドロゴやインダイアルのデザインなど、1950年代の意匠を再現。ゴールド色に着飾ったレマニアCal.1873ベースの手巻きムーブメントは、シースルーバックから楽しめる。頻繁に着用するわけではないため、日付修正が必要ないのも好都合。ケース直径41.5mm。左は米国空軍アクロバットチーム"サンダーバーズ"の公式モデルで、3時位置にチームのロゴを配置。24時間針で第2時間帯を表示する。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径39mm。

大野高広:時計専門誌や一般誌などで編集&執筆。時計、バイク、クルマ(&ゴルフ)を愛する自己満足型の趣味人。初めて買った本格時計「オールド・ナビタイマー」と同じシャーク革ストラップが、今回選んだ「クロノマット ロンジチュード」に付いていたのも運命を感じた理由。

大野高広:時計専門誌や一般誌などで編集&執筆。時計、バイク、クルマ(&ゴルフ)を愛する自己満足型の趣味人。初めて買った本格時計「オールド・ナビタイマー」と同じシャーク革ストラップが、今回選んだ「クロノマット ロンジチュード」に付いていたのも運命を感じた理由。

文=大野高広

(ENGINE2022年2・3月合併号)

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