2022.03.05

CARS

レンジローバーにライバル出現か!? ドロ臭さが抜けた! 新型ジープ・グランドチェロキーL、日本上陸!!

5世代目にあたる新型ジープ・グランドチェロキーは、2列シートと3列シートの2車種となった。まず、日本にやってきたのは、3列シートの7人乗り! エンジン編集部の荒井がリポートする。

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エアサス付きは乗り味が上質

東京・港区にあるFCAジャパンの地下駐車場で初めて見た新型ジープ・グランドチェロキーは、隣のアルファロメオ・ステルヴィオよりずっと大きく、独特の存在感を放っていた。10年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型ジープ・グランドチェロキーは3列シートを持つグランドチェロキーLと、2列シートのグランドチェロキーの2種類となり、私の目の前にあるのは、日本に先行導入された3列シートのグランドチェロキーLである。



ジープ伝統の7スリット・グリルは、逆スラント型となった。ジャガーXJ6(1987)に乗る私は逆スラント・ノーズが大好きなので、「グラチェロ、カッコ良くなったじゃん!」と独り言ちた。

ドアを開けてさらに頬が緩んだ。インテリアのデザインと質感が旧型よりずっと高級になっている。借り出したのは、サミットリザーブという高級グレードで、ダッシュボード、ドア内張り、そしてシートにパレルモ・レザーが贅沢に使われ、本物のウッド装飾が室内を一層上質な感じにしている。センター・コンソールには大型ディスプレイが備わり、シフト・セレクターはダイアル式になった。室内は洗練され、旧型までが持っていたワイルドな印象はまったくない。

パワートレインは先代と同じ3.6リッターV6自然吸気エンジンと8段ATの組み合わせとなる。

走り出しても先代のようなワイルドさは感じなかった。先代の乗り味は、いわゆる“ザ・アメリカンSUV”で、ボディの横揺れや荒れた路面での突き上げがあったけれど、新型はとてもフラットで上質な乗り心地になっている。この乗り心地はサミットリザーブに備わるエア・サスペンションが大きく貢献しているのかもしれない。一発決めのコイル・サスを持つ標準グレード、リミテッドに乗ったジャーナリストは「乗り心地はなかなかワイルドだったよ」と言っていたからだ。少し気になったのは、タイヤのゴツゴツ感だ。見栄えのためなのか、タイヤは275/45R21!

エア・ボリュームのあるタイヤにすればもっと乗り心地が良くなるのにと思う。

サミットリザーブにはマッキントッシュのカー・オーディオが備わる。

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