2022.04.28

CARS

判断するのはまだ早い!? じっくり構えて買った方がいい理由とは?【続々日本上陸を果たす新型メルセデス・ベンツCクラスにイッキ乗り! 前篇】

右からC220dステーションワゴン、C220d 4マチック・オールテレイン、C200アバンギャルド、C220dアバンギャルド。

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藤原 今回用意したのは、セダンが1.5リッターガソリン・ターボのC200アバンギャルドと、2リッターディーゼル・ターボのC220dアバンギャルド。そしてC220dステーションワゴン・アバンギャルドと、今年発売されたばかりの4WDでSUV仕立てのC220d・4マチック・オールテレインの4台です。C200とC220dステーションワゴンはAMGラインが付いてます。

今回の4台の中では最もベーシックに近いC220dアバンギャルド。車検証記載車重は1780kgで、取材したC200より80kg重かった。

高平 Cクラスって極々当たり前の普通のクルマだから、新型にも強い印象は受けなかったなぁ。値段が高いというのが正直な感想かな。

藤原 現状で一番安いのが1.5リッターガソリン・ターボのC180アバンギャルド・セダンで599万円。今回の中で一番安いのはC220dアバンギャルドの679万円です。一方、一番高いのはオールテレインで796万円でした。

茂呂 確かW205のC180セダンは419万円でしたよね。

高平 その分、ハイテクが付いているんですよ。ミリ波レーダーだけで何個付いてるか。エンジンだって新しいISG付きのハイブリッドだし。

竹花 クルマとしては好印象だったけど、先代よりもさらにスポーティになっていた。Cクラスってどこまでスポーティになるんだろう?

高平 私としてはCクラスがスポーティである必要はない。入ってもピリピリしないpH8くらいの弱アルカリ性の温泉。それがCクラスだと思っています。

茂呂 水風呂やサウナのようなクルマは求めてない(笑)。

C200アバンギャルドは、60km/hまでは逆位相、それ以上は同位相となるリアアクスル・ステアリング(最大舵角2.5度)も装備していた。

藤原 今回はC200にのみオプションのリアアクスル・ステアリング、いわゆる後輪操舵が付いていました。リア・ステア付きはちょっと食い気味なくらいによく曲がりますよね。

高平 ステアリング・レシオが代を追うごとにどんどん早くなってる。W203はロック・トゥ・ロックで2.8回転くらいだった。それがW205は2.2回転くらいで、現行のW206のリア・ステア付きなんてちょうど2回転。2回転ってアルファ・ロメオと一緒ですよ!

竹花 アルファは切れ角が少ないけど(笑)。

高平 撮影中にUターンしたでしょ。あの場所って回転半径5.2mだと余裕で曲がれる。それがリア・ステアだと5mだからさらに余裕がある。そういうところは相変わらずメルセデスだなって思った。

茂呂 僕もEクラスからW205に乗り換えた当初はスポーティ過ぎてびっくりしました。ハンドル切ったら自分の思った以上に曲がる。

藤原 茂呂さん、新型はよりスポーティになった感じがしますか?

茂呂 そこまでじゃないけど動き方がより正確になったと思います。安心感がより増した。

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