2022.04.29

CARS

EVを武器に打倒Sクラスを目指す BMWの旗艦セダン、7シリーズが7代目に進化

BMWは新型7シリーズを発表した。全車で電動化を実施。さらに、新型7シリーズをベースにした電気自動車(バッテリーEV=BEV)の「i7」を新たにラインナップへ加えた。

新型X7と同じ2段式ヘッドライトを採用

7年ぶりのフルモデルチェンジで7代目へと進化を遂げた新型7シリーズ。エクステリアは先日発表されたばかりのX7のフェイスリフト・モデルで導入された上下2段式のヘッドライトを採用。下段は通常のヘッドライトで、上段はウインカーとデイタイム・ライトを兼ね、輪郭がライトアップされる大開口のキドニー・グリルと共にBMWの新しい顔を作り出している。なお、ヘッドライトの上段には「アイコニックグロー」と呼ばれるスワロフスキー製クリスタルを用いた仕様がオプション設定される。



ロング・ボディ仕様のみ

強い個性を放つフロントまわりに対し、リアは従来型の7シリーズ同様、シンプルな造形を採用。テールライトはL字型の点灯部とクロームの装飾を組み合わせている。もちろんLED式だ。また、サイドシルにはLEDで足元に4種類の画像を投影する「ダイナミック・ライト・カーペット」が組み込まれる。

ボディ・サイズは全長5391mm×全幅1950mm×全高1544mm、ホイールベースは3215mmで、先代のロング・ボディと比較して全長が126mm、全幅が50mm、全高が59mm、ホイールベースが5mmそれぞれ拡大している。なお、新型は従来モデルのロング・ボディに相当するモデルしか設定されていない。荷室容量は+25リッターの540リッター(i7は500リッター)だ。



後席用のシアタースクリーンは31.3インチ

インテリアには液晶ディスプレイが多用される。ダッシュボード上には12.3インチのデジタルメーターと14.9インチのセンター画面を曲面ガラスで覆ったカーブド・ディスプレイを採用。後席には「Amazon・Fire・TV」を視聴できる31.3インチのシアタースクリーンが前席頭上後方に設置されるとともに、左右ドアには5.5インチのタッチ・スクリーンが取り付けられている。また、40個ものスピーカーを最適配置する出力1965wのバウワース&ウィルキンス製オーディオが選択可能だ。

新たな表現として光による演出を採り入れている。エアコンなどの操作パネルも一体化したダッシュボードからドアにかけて伸びる「インタラクションバー」は、結晶構造を模したパネルにバックライトを組み合わせることで、アンビエントライトとしてはもちろんのこと電話着信を知らせるインジケーターなどの機能も併せ持つ。また、LEDのバックライトを内蔵した「スカイラウンジ・パノラミック・グラスルーフ」は夜間の車内を天井から彩る。



マイルド・ハイブリッドからEVまで

パワートレインはすべてモーターを備えた電動化ユニット。3.0リッター直6ガソリン・ターボ・マイルド・ハイブリッドは286ps/425Nmの735iと、380ps/540Nmの740iの2タイプ。4.4リッターV8ガソリン・ターボ・マイルド・ハイブリッドは544ps/750Nmの760i・xドライブのみ。なお、ガソリンのマイルド・ハイブリッドは欧州市場には導入されない。代わりに欧州市場には300ps/670Nmの4.4リッターV8ディーゼル・ターボ・マイルド・ハイブリッドの740d・xドライブが用意されている。

また2023年には、3.0リッター直6ガソリン・ターボをベースにしたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)が2種類加わる。750e・xドライブは313ps/450Nmのエンジンと197ps/280Nmのモーターを組み合わせシステム総合出力は490ps/700Nmを発生。高出力版のM760e・xドライブは381ps/520Nm+197ps/280Nmでシステム総合出力は571ps/800Nmとなっている。

また、BEVのi7 xドライブ60は前に258ps/365Nm、後に313ps/380Nmのモーターを搭載し、システム総合出力は544ps/745Nmを発生。0-100km/h加速は4.7秒。101.7kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、WLTP測定での航続距離は590〜625kmをマークする。また、2023年にはシステム総合出力660psのi7・M70xドライブが設定される予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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