2022.05.21

CARS

世界に1台しかない究極のフェラーリが再び登場 新たなワンオフ・モデル、「SP48ウニカ」を披露

フェラーリが世界でたった1台しか製造しないワンオフ・モデルの「SP48ウニカ」を公開した。ウニカは「個性的」などの意味するイタリア語。最新技術を用いてデザインされた、近未来的なフォルムが特徴的だ。

デザインの開発に最新技術を用いる

そのユニークなデザインは、「プロシージャル・パラメトリック・モデリング」と呼ばれる技術で生み出された。これは手書きのスケッチ画を数値化し、コンピュータ上で修正する最新のCG技術だ。またプロトタイプの作成には、3Dプリンターなどで用いる積層造形法が活用されている。これにより、塊から削り出したような3次元形状のグリルとシームレスなボディ・ラインが完成した。



リア・ウインドウを廃した独自の造形

フロント・グリルやリア・スポイラー下に備わるエンジン冷却用のエア・インテークは、プロシージャル技法により空気の通過量を最大化する角度に設計。また、縮小したサイド・ウインドウの直後にインタークーラー用の吸気口を設置し、側面開口部を小型化した。ルーフは中央の窪んだ部分が、エンジン・カバーを経てリア・ウイングまで続き、長いリア・オーバーハングと相まってダウンフォースを増大化。この形状を実現するためにリア・ウインドウは排除された。

ベース・モデルはフェラーリF8トリブートで、エンジンはオリジナルと同じV8ツインターボを採用。インテリアもベース車の造形を基本的に踏襲するが、特別開発されたというレーザーパンチング加工の黒いアルカンターラや、外装色とコーディネートした赤みが強く虹色の輝きを放つオレンジ色のファブリックといった専用素材を使用。また、シルカバーのレーザー刻印など各部にグリルやルーフにも用いられている六角形のモチーフがあしらわれた。

ボディ・サイドにはいわゆるアメリカの保安基準に適合するサイド・マーカーが設置されているため、アメリカ市場に出荷されるのかという推測も立てられるが、オーナーの素性や納車先などは未公表だ。果たしてこの跳ね馬の未来像を予感させるワンオフ・モデルは、どこの道を走ることになるのだろうか。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP



RELATED