2022.05.22

CARS

人気沸騰で品薄の高級SUVにまたもやニューモデル登場 新型レンジローバー・スポーツがデビュー

2021年10月にお披露目された新型レンジローバーに続き、レンジローバー・スポーツの新型が発表された。先進的シャシー技術や次世代パワートレインの導入が予定されている。

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レンジローバーらしさを踏襲

今回のフルモデルチェンジで3代目となるレンジローバー・スポーツ。兄貴分のレンジローバーのイメージを踏襲しつつも、精悍でスポーティなエクステリアに仕立てているのは従来モデルと同様だ。新型レンジローバーに対して、新型レンジローバーに対して、ヘッドライトとフロント・グリルの天地を薄くし、テールライトを縦長から左右をガーニッシュで繋ぐ横長基調へと刷新するなど、前後ともにワイドなイメージを強めている。

ボディ・サイズは全長4946×全幅2209×全高1820mm、従来モデルの本国仕様に対し67mm長く、11mmナローで、17.5mm高い。ホイールベースは2997mmで74mm延長された。最大渡河深度は50mmアップの900mmとなった。



マイルドとプラグインの2種類のハイブリッドを設定

パワートレインのラインナップは多彩だ。3.0リッター6気筒マイルド・ハイブリッドは、ガソリン・ターボがP360とP400の2機種、ディーゼル・ターボがD250、D300、D350の3機種の計5機種。ガソリン・ターボにははP510eとP440eの2機種のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)も用意される。PHEVはいずれも113kmのEV走行が可能だ。フラッグシップ・モデルのP530は530psの4.4リッターV8ツインスクロール・ターボを搭載し、0-100km/h加速は4.5秒をマーク。さらに、2024年には電気自動車(バッテリーEV)の追加を予定している。なお、これまで通りモデル名の数字がエンジンの最高出力値となっている。プラットフォームは新型レンジローバーでデビューした、このようにさまざまなパワートレインに対応するMLAフレックスだ。



新機軸サスペンションで走行性能をアップ

レンジローバー初導入となる「スイッチャブル・ボリューム・エアスプリング」が採用された。エアバッグ内の圧力を変化させてサスペンションの対応域を拡大するメカニズムで、ブランドに求められる快適性と、このモデルに期待されるダイナミックなハンドリングの両立に寄与する。また、悪路での自動速度調整を行う「4モード式アダプティブ・オフロード・クルーズコントロール」も初採用されている。このほか、48V駆動のアクティブロール制御や、低速での俊敏性と高速安定性を兼ね備える4輪操舵も設定される。



日本仕様は1068万円~

日本での受注開始時期や導入ラインナップは未公開ながら、公式ホームページでは一部グレードの販売価格が公表されている。最初に用意されるパワートレインはD300、P400、P510eの3種類。グレードは標準モデルの「レンジローバー・スポーツ」、「レンジローバー・スポーツ・ダイナミック」、「レンジローバー・スポーツ・アートバイオグラフィ」の同じく3タイプ。なお、パワートレインの組み合わせはグレードによって異なる。また、初回限定の「レンジローバー・スポーツ・ファースト・エディション」も設定される。価格は、D300仕様の通常モデルが1068万円、P400仕様のファーストエディションが1604万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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