2022.05.29

CARS

楽天市場で買えるEV 日産サクラの兄弟車、三菱eKクロスEVが登場

日産の軽規格電気自動車(EV)「サクラ」の兄弟車となる三菱の新型軽EV、「eKクロスEV」もサクラと同日に発表された。

あえて同じデザインを採用

EVとして新しい価値を得るためにスタイリングをガソリン・モデルのデイズとは異なるデザインが与えられたサクラに対し、eKはEVの垣根を低くするためにあえてガソリン・モデルのeKクロスと同じデザインが採用された。



室内の広さは変わらず

ボディ・サイズは全長3395×全幅1475×全高1655mm、ホイールベースは2495mm。eKクロスの前輪駆動(FF)と比べると15mm背が高いが、逆に最低地上高は145mmで10mm低い。室内の寸法は同一で、車両重量は1060〜1080kgと200kg程度上回る。

インテリアは、メーターパネルに7インチのディスプレイを採用し、9インチ画面を用いるスマートフォン連携ナビゲーションを設定する。後席シートは左右独立のリクライニング機構のほか、左右一ながらスライド機能も備わる。荷室は床下に充電ケーブルを収納できる。



なめらかで力強い走り

モーターやバッテリーは基本的にサクラと同一。駆動用モーターの最高出力は660ccターボと同等の64psだが、最大トルクは95Nmアップとなる195Nm。制振性能を高め、なめらかで力強い走りを目指した。20kWhのリチウムイオン・バッテリーは床下に搭載し、低重心化や56:44の理想に近い前後重量配分を実現している。WLTCモードの最大航続距離は180kmだ。

走行モードはノーマル、エコ、スポーツの3つで、ワンペダル運転にも対応する。運転支援装置(ADAS)は、高速道路同一車線運転支援機能の「マイパイロット」と、三菱初となる自動駐車制御の「マイパイロット・パーキング」を搭載。名称は異なるが、機能は日産の「プロパイロット」と「プロパイロット・パーキング」と同一だ。また、すべりやすい路面での発進を補助する「グリップコントロール」も標準装備された。タイヤ・サイズは、ベースグレードの「G」が155/65R14、上級仕様の「P」が165/55R15だ。



補助金55万円で実勢価格は200万円切り

充電能力は、200Vの普通充電で100%まで8時間、急速充電で80%まで約40分。エアコン冷媒を用いた冷却システムにより、高速走行と急速充電を繰り返した場合でも性能低下を抑えるという。また、一般家庭の約1日分に相当する外部給電も可能だ。

グレードはGとPの2タイプで、価格は239.8万〜293.26万円。サクラ同様、購入時には55万円の補助金交付が見込まれるため、実勢価格は185万円程度からになる見込みだ。

発売はサクラと同じく夏の予定。全国にある三菱自動車の販売店以外に、楽天市場でも購入できる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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