2022.06.03

CARS

どこが進化して、どこが深化した? レクサスUXがマイナーチェンジ

レクサスの小型SUV、「UX」のマイナーチェンジ版が初公開された。2018年の登場以来、世界で約24万台を販売した人気車種が、走り味の深化と先進装備の進化をテーマに初の大幅改良を受ける。

ボディの溶接点を増やし、剛性アップ

走りの味の深化を実現するべく、まずはボディ剛性の向上が図られた。サイドとバックのドア開口部のスポット溶接打点を計20点追加している。また、電動パワーステアリングやダンパーなどを最適化し、実走テストを繰り返して再セッティングを施した。また、専用設計のブリヂストン製18インチ・ランフラット・タイヤを採用し、ロードノイズ低減を図った。



スマホでエンジン始動も

Fスポーツ仕様は、ボディのしなりや微振動を吸収するパフォーマンス・ダンパーと、路面状況に応じて減衰力を自動的に切り替えるアダプティブ・サスペンションを標準装備。また、ステアリング・ギアに操舵応答性を高めるブレースを追加した。インテリアにはアルミ素材のフットレストとスカッフ・プレートを新設定している。

先進装備の進化は安全装備からインフォテインメントシステムにまで至る。スマートフォンでドアの施錠やエンジン始動の操作ができるデジタル・キー、車体下の路面などを確認できるパノラミックビュー・モニター床下透過表示機能、ドライバー異常時対応システムを導入。プリクラッシュ・セーフティやレーン・トレーシング・アシストの対応範囲を拡大し、レーダー・クルーズコントロールにカーブ速度抑制機能を追加した。



インパネを変更し、利便性を向上

また、インテリアでは12.3インチもしくは8インチのタッチ式画面をドライバー側へ寄せて設置し、スイッチの配置を最適化するとともに、充電用USBタイプCポートを2個新設。マルチメディア・システムも更新し、コネクティッド・サービスの拡充やOTAアップデートへの対応を実施した。

ラインナップは2.0リッター直4のUX200と2.0リッター直4+モーターのUX250hの2機種で、今回はEVモデルのUX300eに関する発表はされなかった。日本での発売は夏ごろとなる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE』WEB)

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