2022.10.09

CARS

インスタ映え間違いなし! DS 4の独創的なデザインと別世界の乗り心地に思わずうっとり!!

DS 4リヴォリ・ピュアテック

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サヴォア・フェール=匠の技を用いてパリのアヴァンギャルドを表現するDS。独創的かつレベルの高いデザインやワンランク上を狙ったシャシーなど、コンパクト・モデルのDS 4でもその姿勢はしっかりと受け継がれている。フランス者通のモータージャーナリスト、森口将之がリポートする。

インスタ映えするほどのアヴァンギャルド感

2015年にブランドとして独立したときは、どこを目指すのか不透明な部分もあったDSオートモビル。しかし、DS9とこの新型DS4の登場で、彼らの世界観が一気にクリアになったような気がする。



とはいえフラッグシップ・セダンのDS9は、フォーマル・ユースを意識して個性を抑えた感もある。その点DS4は、従来のDSとは異なる新しい方向性を提示していることが写真からも伝わってきて、実車との対面が楽しみな1台だった。

プラットフォームはプジョー新型308と同じEMP2で、1.2リッター直列3気筒ガソリンターボと1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ、1.6リッター4気筒ガソリンターボにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドがあるパワーユニットも308と一致する。

トリムレベルはガソリン車のみの設定となるトロカデオと、3つのパワー・ユニットが選べる上級グレードのリヴォリがある。今回はリヴォリのガソリン車をドライブした。

全長4415mm、全幅1830mm、全高1495mmというボディ・サイズは、幅が狭い以外は308とほぼ同じ。2680mmのホイールベースは一致する。なのにスタイリングはまったく違う。

複雑な線や面を多用しているのに、ひとつの美しい形に結実している。個人的にはフォンダシオン・ルイ・ヴィトンやフィラルモニ・ド・パリなど、同じ花の都にあるモダンな建築物を思い出した。エレガンスだけがパリではない、アヴァンギャルドもまたパリであるというメッセージに納得した。



稲妻のような光を放つデイタイム・ランニングランプ、ルーヴル美術館中庭のガラスのピラミッドを連想させるリア・コンビランプなど、ディテールもまた先鋭的。インスタ映えするカーデザインのひとつではないかとも思った。



インテリアは既存のDS各車とは関連のないオリジナル・デザイン。全般的にクリーンかつシームレスになっていて、トレンドに沿った造形だ。とはいえ308にも使われたスライド式ATセレクターやドアに移されたパワーウインドー・スイッチには、DSではお馴染みのクル・ド・パリ文様を展開しており、ひと味違う空間に見せている。

1.2リッター3気筒ターボ・エンジンは130ps/23.4kgmを発生。1420kgのボディは、同じエンジンを積む308よりやや重いものの、8段ATの巧妙な変速のおかげで加速に不満はない。

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