2022.07.29

WATCHES

アイ・ダブリュー・シー今年の主役は「トップガン」

かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

シリーズ第4弾は「アイ・ダブリュー・シー」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

ミリタリーテイストのクロノも素材や色でお洒落に変身

これまで主要コレクションのひとつに焦点を当てて新作を展開してきたIWCが今年の主役に据えたのは、パイロット・ウォッチのとりわけ「トップガン」。そのテーマも「The Colors of TOP GUN」だ。今年の新作は、以前から採用してきたチタニウムとセラミックの長所を併せ持つ特殊合金のセラタニウムや、セラミックなどの質感と色彩を生かしながらパイロット・ウォッチの機能的なデザインを新鮮なイメージで引き立てている。ライフスタイルウォッチとしての個性を強調し、オシャレ感も増した新しい「トップガン」は若い世代にも魅力的だろう。


パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41 トップガン・セラタニウム(R)
「トップガン」シリーズは、セラミックとチタンを使って2007年に誕生。やがてチタニウムの軽さと、セラミックの硬さという両素材の特性を兼ね備えたハイテク合金のセラタニウムが開発され、2019年に初めて「トップガン」シリーズに採用された。新作クロノグラフはマットブラックのセラタニウムをケースとプッシュボタン、リュウズに採用し、ブラックダイアルと相まって独特の個性を主張。自動巻き。ケース直径41mm、10気圧防水。158万4000円。



パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “ウッドランド”(上)、“レイク・タホ”(下)
トップガン(米国海軍戦闘機兵器学校)に関連する場所や制服を色に反映したグリーンセラミック(上)とホワイトセラミック(下)の2モデル。ケースバックにはセラタニウム(R)を採用。自動巻き。ケース直径44.5mm、6気圧防水。それぞれ年間1000本限定生産。“ウッドランド”、“レイク・タホ”ともに134万2000円。

菅原 昔から「技術のIWC」がブラン
ドストーリーの枕詞のように使われてきたが、技術はメカだけじゃない。1980年代からセラミックやチタンを外装に採り入れたIWCは、素材技術においても先駆者だった。新作は、ミリタリーな「トップガン」モデルを先端素材と色でオシャレなテイストのクロノグラフに変身させた。これもワザなのだ。

前田
 昨年に続き、パイロット・ウォッ
チに注力するIWCは、セラミックでこれまでにない新たな個性を時計(パイロット・ウォッチ)にもたらした。特に深いグリーンを採用した「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“ウッドランド”」はダイアル、そしてストラップまで同色の1トーンなのが新鮮だ。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年7月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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