2022.07.29

CARS

トヨタ人気のSUV、ヤリス・クロスに「GRスポーツ」が登場 シャシーを中心にチューンナップ

トヨタ・ガズー・レーシング(TGR)はヤリス・クロスに「GRスポーツ」を設定。8月8日に発売する。

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運動性能と実用性を兼ね備える

GRスポーツは主にシャシー関連をチューニングしたTGRのエントリー・シリーズ。GRヤリスの開発ドライバーも携わり、市街地からワインディング路まで意のままに操れる運動性能と、ベース車の実用性を兼ね備えたモデルに仕上げるべく、手が入れられている。



車高を10mmダウン

車体にはフロア下とリア・エンド下部に補強ブレースを追加。サスペンションはブッシュやスプリング、ダンパーを専用設定とし、10mmのローダウンも図った。電動パワーステアリングもよりスポーティな特性とし、ファルケンのスポーツ・タイヤである「FK510SUV」を装着する。

内外装がスポーティに仕立てられるのもGRスポーツの特徴。エクステリアは専用デザインのフロント・フォグライト・ベゼルとリア・ディフューザー、18インチホイールを採用。フロント・グリルとリア・バンパー下部のカバーは「G」の文字をモチーフにしたメッシュ・タイプとした。



インテリアもスポーティ

インテリアはスエード調素材のエアヌバックと合成皮革を組み合わせた専用表皮のスポーティ・シートを採用。内装の加飾は運転への集中力を削がないようにダークメタリック塗装を施すことで光の反射を抑えている。

パワートレインは120ps/145Nmの1.5リッター直4ガソリンと、91ps/120Nmの1.5リッター直4と80ps/141Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドの2タイプを用意。どちらも前輪駆動のみとなる。ハイブリッド車は動力系の制御に専用セッティングを行い、モーターの過渡特性を最適化。加減速時のアクセル・レスポンスを向上させた。合わせて、駆動力をよりダイレクトに駆動輪へ伝達するべく、ドライブシャフトのねじり剛性を高めている。

価格は236.7万〜275万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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