2022.08.31

WATCHES

コンビ好きには見逃せないチューダーの新作

かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

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シリーズ第18弾は、「チューダー」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

デザイン良し機能良しのモデルが勢ぞろい

高性能の自社ムーブメント、思わず手に取りたくなるデザイン、そして比較的近づきやすい価格。今年も時計好きにとって魅力的な新作が豊富なチューダー。ハイライトは、旅行に便利なGMT機能付きのモデル。これには、いかにもアウトドアが似合いそうな新作「ブラックベイ プロ」と、スティールとゴールドのコンビに都会的なファッション感覚が漂う「ブラックベイGMT S&G」がある。またコンビ仕様では「ブラックベイ クロノ S&G」や、4つのサイズを揃えた3針のシンプルウォッチ「ブラックベイ S&G」も発表。コンビ好きには見逃せないだろう。


ブラックベイ プロ
まったく新しいモデル「ブラックベイ プロ」は、24時間目盛りを刻む固定ベゼルとイエローのGMT針で第二時間帯表示が可能。自社製の自動巻きムーブメントは、シリコン製ひげゼンマイを用い、COSC認定クロノメーター、約70時間パワーリザーブが備わる最先端の高性能機。ステンレススティール、ケース直径39mm、200m防水。ファブリックストラップ(右)と、レザー&ラバーストラップ(中)は41万9100円、ブレスレットウォッチ(左)は45万5400円。


ブラックベイ クロノ S&G
ステンレススティールと18Kイエローゴールドを組み合わせたコンビ仕様のクロノグラフは、今年は2つのインダアルをブラックにした、通称パンダダイアルを採用。自動巻き。COSC認定クロノメーター、約70時間パワーリザーブ。ケース直径41mm、200m防水。82万6100円(ファブリックストラップ付きとレザーストラップ付き各68万2000円)。

菅原 こう次から次へと手に入れたくなるモデルがリリースされては困ったものです。実際に見たところ、アウトドア派としてはやはり「ブラックベイ プロ」に惹かれる。完全な新作で、この種の時計にしては40mmを切る抑えたサイズがいい。イエローのセンターライン入りブラックファブリックストラップも気になる。

前田 全くの新モデルとなる「ブラックベイ プロ」も魅力的だが、個人的に惹かれたのはゴールドとSSのコンビの「ブラックベイ クロノ S&G」。個人的にコンビが好きというのもあるが、パンダダイアルとブラックのベゼルが力強い印象とヴィンテージ感をもたらしているあたりが素晴らしい。しかもプライスもお買い得!

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年7月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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