2022.08.27

CARS

ベントレーの特装部門「マリナー」が製作した18台だけの超高級ラグジュアリー・クーペ

ベントレーが少量生産の2座クーペ、「マリナー・バトゥール」を発表した。250年以上前に創立された世界最古のコーチビルダーにルーツを持つベントレーのビスポーク部門であるマリナーが手掛けたマリナー専用モデルで、12台が生産されたオープン2シーターの「バカラル」に続く2作目となる。

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バリ島にある湖から命名

今回、モントレー・カー・ウィークに開催されたシグネチャー・パーティで公開された車両はプリ・プロダクション・モデルで、車名のバトゥールはバリ島のキンタマーニ高原にある美しい湖に由来する。



堂々としたフロント・マスク

エクステリアで真っ先に目を惹く、ベントレーお馴染みの巨大なグリルはより低く立ち気味に配置され、左右にはエンブレムの「ウイングドBバッジ」を思わせるヘッドライトが備わる。テールライトも同様の形状で、ルーフからなだらかに続くリア・エンドには格納式のスポイラーが装備される。

フォルムはよりクリーンでシンプル。手作業で仕上げられるボディ・ラインは曲線美が強調され、際立つ陰影が筋肉質な感じも演出する。フロント・スプリッターやサイド・スカート、リア・ディフューザーといった空力パーツにはカーボンか、サステナビリティを考慮した天然繊維複合材が使用される。このスタイリングには今後のベントレーの電気自動車(バッテリーEV)にも導入される新たなデザイン要素が盛り込まれているという。



質感だけでなく素材にも配慮

インテリアはバカラルのデザインを軸に、サステナブルな高級感を持たせた要素を加えた。レザーは運搬時の二酸化炭素排出削減に配慮し、スコットランド産や、なめし工程での環境負荷が少ないイタリア産を用いている。レザーに代わるスエード調素材のディナミカも選択できる。カーペットの材質はレザーとベントレー初採用のリサイクル繊維だ。

パネル類には外装にも導入した天然繊維複合材を設定。2×2の綾織にした繊維を土台に、サテンラッカー仕上げが施される。いずれの素材を選んでも、助手席前のダッシュボードにはW12サウンドの波長を可視化したエッチングが刻まれる。ただし、これもユーザーの好みに合わせて変更できる。メタル・パーツは定番のメッキ仕上げだけでなく、チタンや3Dプリントで成形した18金も用意されている。



ベントレー史上最強ユニット

エンジンは6.0リッターW12ツインターボで、最高出力740ps以上、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のスペックを誇る。デュアルクラッチ式8段自動MT(DCT)と、チタン・エグゾーストを搭載し、3Dプリントで成形されたチタンのテールパイプをベントレー初採用した。

シャシーはスピード仕様のエア・サスペンションや電動アクティブ・スタビライザー、電子制御LSD、4輪操舵とトルク・ベクタリングといった最新技術を多数搭載。ブレーキはディスクがカーボンSiCで、キャリパーはフロントが10ポットでリアが4ポットとなる。ホイールは22インチで、ブラック塗装にポリッシュやサテン仕上げを組み合わせたり、ボディ同色塗装や好みのコントラスト・カラーを入れたりするなど、ユーザーの好みに合わせたオーダーが可能だ。

生産台数は18台だが。すでに全数が予約済み。納車開始は2023年半ばを予定している。価格は165万ポンド(約2億6674万円)だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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