2022.09.12

WATCHES

ゼニスが伝説のムーブメント「クロノマスター」をさらに改良!

かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

シリーズ最終回の第23弾は、「ゼニス」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

「エル・プリメロ」の歩みに再び焦点を当てる

1月のLVMH Watch Weekでは、秒針が10秒で1回転するムーブメントとコンテンポラリーなデザインを特色とする「デファイ スカイライン」が反響を呼んだゼニス。続く新作のハイライトは、クロノグラフの歩みをたどる特別展に合わせて発表された「クロノマスター」である。ひとつはエル・プリメロムーブメントの心臓部が見える「クロノマスター オープン」。そして、新世代のデザインをローズゴールドや、ローズゴールドとスティールのコンビで表現した「クロノマスター スポーツ」だ。


クロノマスター オープン
1/10秒の計測と表示を可能にした新世代の自動巻きクロノグラフムーブメント、エル・プリメロ3604は、毎時3万6000回の高速振動テンプに、シリコン製アンクルとガンギ車による最新の脱進機を搭載する。そのハイビートを刻む核心部がオープンワークのダイアルから見えるのはメカ好きにとってなんとも魅力的だ。ケース直径39.5mm、10気圧防水。ステンレススティール、ブレスレットモデル(上)116万6000円。ローズゴールドモデル(下)236万5000円。

クロノマスター スポーツ

ローズゴールドとステンレススティールを組み合わせてラグジュアリー感が増したコンビモデルも新登場。搭載するエル・プリメロ3600は、毎時3万6000振動のハイビートで、クロノグラフ機能は1/10秒単位で計測し、ベゼルとダイアルで読みやすく表示。自動巻き。60時間パワーリザーブ。ケース直径41mm、10気圧防水。198万円。

菅原 ゼニスはウォッチズ&ワンダーズで「マスター・オブ・クロノグラフ」と題して回顧展を催した。ひとつのムーブメントがこれほど長きにわたり伝説となった例はないだろう。そして新作のように、今も改良と進化が続いているのだから本当にすごい。はみ出し情報ですが、ブティック限定「クロノマスター スポーツ」もなかなか良いね。

前田 ハイビートの傑作ムーブメント「エル・プリメロ」の精緻な動きが楽しめる「クロノマスター オープン」が、1/10秒計測の新ムーブメントを搭載してモデルチェンジ! 磨きを含めて細部もブラッシュアップされているが、39.5mmへとサイズダウンして着けやすいサイズになったのは、ファンにとって嬉しいポイントだろう。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年7月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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