2022.12.07

CARS

「世界で最もエンスージアスティックな後輪駆動2座オープン! by 今尾直樹」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第2位は、ニッポンのあのスポーツカー!

世界を変えた日本のオープン・スポーツカー!

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300万円でホンモノが買えるってスゴい

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思えばロードスターが登場して30年以上。歴史の積み重ねという面でも、ロードスターは名車の域に達しています。しかもロードスターの哲学は、当初から微塵も揺らいでおりません。

「300万円でホンモノが買えるってスゴい。なかでも990Sは飛ばしてもゆっくり走っていても思わず頬が緩んでくる。若い人はもちろん、僕のように若い頃初代ロードスターに乗っていた人はこれ絶対気に入りますよ」(岡崎五朗氏)

30年間、コンセプトがまったく変わらないクルマなんてあるでしょうか? いや、ロードスターは、30年たって逆に少しだけ小さく軽くなったのですから、30年前に初代に乗っていた人もビックリです。

ロードスターは、走りをよりピュアに楽しむために、新しいシステムも導入されています。「旋回時、0.3G以上の横Gが発生するとGの大きさに応じて内側の後輪に制動をかけてダイアゴナルロールを抑制するKPC。この制御によって新鮮味を取り戻し、さらなる魅力を得た」(塩見 智氏)



990Sでは、同時にサスセッティングの見直しも行われ、もともと超絶ソフトによく動いた足の動きが、さらにピュアになりました。結果、驚くべきことが起きたのです!

「スポーツカーは足がソフトでロールが深いからこそ、運転は正確かつ繊細でなくてはならない!ロードスター990Sで、もう一度運転の練習をしたい! と真剣に思いました」(不肖・清水草一)

ロードスター990Sの運転は、まったくごまかしが効きません。ステアリング、アクセル、ブレーキ、あらゆる微細な操作が姿勢変化としてモロに現れるので、小さな失敗もすぐバレます。このクルマを、完璧にスムーズに走らせることができれば、エンスージアストとしてもって瞑すべし。

ロードスターは990Sの登場により、この世で最も優しく、かつ厳しい、スポーツカーの“慈母”にリボーンしたように思います。涙。

「マツダ・ロードスター」全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm。ホイールベース=2310mm。車両重量=990kg~(S/990S※特別仕様車)。最高出力=132ps/7000rpm、最大トルク=152Nm/4500rpmの1.5リッター直4エンジンをフロントミドシップに搭載、後輪を駆動する。262万3500円(税込)~。

文=清水草一

マツダ・ロードスターにはこの29人が投票! 423点を獲得!!
清水草一20pt+今尾直樹19pt+桐畑恒治19pt+塩見智19pt+高平高輝19pt+藤野太一19pt+山田弘樹19pt+渡辺敏史19pt+岡崎五朗18pt+編集部上田17pt+西川淳17pt+編集部新井16pt+河村康彦16pt+島崎七生人16pt+吉田由美16pt+石井昌道15pt+編集部塩澤15pt+編集部村上15pt+日下部保雄14pt+竹岡圭14pt+藤島知子13pt+小沢コージ12pt+菰田潔12pt+嶋田智之11pt+斎藤聡9pt+飯田裕子7pt+生方聡7pt+藤原よしお7pt+九島辰也3pt(合計423pt)

ロードスターに投票した自動車評論家の「マイホット20」はこちらでチェック!
◆清水草一が投票した20台「早く乗らないとなくなっちゃいますからね!」
◆今尾直樹が投票した20台「運転したい、ウチにあったらいい、と夢想したクルマ」
◆編集部村上が投票した20台「クルマ人生の最後一台はコレ!」

◆自動車評論家42人が投票で選んだ「いま買って乗っておきたいクルマ」 3位はこのクルマ!

(ENGINE2022年9・10月号)

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