2022.09.29

CARS

本当に出るのか? ランボルギーニ・ウラカンのオフローダーが出現

ランボルギーニが7月の第1弾に続き、「Beyond The Concrete」と題した動画の第2弾を公開した。そこに映っているのはオフロードを爆走するウラカンのリフトアップ仕様車だ。

「ウラカン・ステラート」の市販版か?

これを見て思い出されるのが、2019年に発表されたコンセプト・カー、「ウラカン・ステラート」だ。星空を意味するサブネームを与えられたそれは、640psの5.2リッターV10を積むウラカンEVOがベースのクロスオーバーで、4WDや4輪操舵、トルクベクタリングは制御を含めてオフロード向けにチューニングされていた。



オフロード走行用にアレンジ

ウラカン・ステラートは最低地上高が47mm引き上げられ、アプローチ角は1%、デパーチャー角は6.5%へと拡大。トレッドは前後とも30mm拡幅され、エア・ボリュームの多い20インチ・タイヤをカバーするためホイール・アーチには黒いオーバー・フェンダーが装着されている。ノーズとルーフ上にはLEDのライトが追加され、前後とサイドにはアルミのストーン・ディフレクター、エンジン吸気口の前にはマッドガードが設置されていた。

1970年代に、ランボルギーニ伝説のテスト・ドライバー、ボブ・ウォレス氏によって試作された「ハラマ・ラリー」や「ウラッコ・ラリー」を引き合いに出してランボルギーニがお披露目したウラカン・ステラートは、その前年に発売されたウルスの好調なセールスの余勢を駆り、賑やかしで製作されたショー・モデルかと思われた。



ウラカンの最終モデルという噂も

ところが、ここにきてウラカンには「STO」や「テクニカ」といった新バリエーションが立て続けに投入されたこともあり、ウラカンのモデル・ライフのトリを飾るのはステラートの市販版ではないかとの噂が囁かれるようになった。そんななかでランボルギーニが2度に亘って公開した「Beyond The Concrete」は噂の信憑性を高めるものだ。

偽装が施された今回の車両はフェンダーやステラートのロゴらしきものが刻まれたルーフレールなどはコンセプト・モデルとやや形状が異なり、エンジン・カバーにはルーフ上からのエアを取り込むインテークと思しきものが追加されるなど、開発が進行していることがうかがわれる。果たして市販仕様は登場するのか? 続報が待たれるところだ。


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文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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