2022.11.18

CARS

押し出しが強いベンツはちょっとという人にピッタリ アウディの旗艦A8がフェイスリフト 高級車とはこういうもの!

通好みのアウディA8L60クワトロ

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アウディらしいクールでスマートな佇まいを持つA8。高度で精密なエンジニアリングに裏付けされたその中身は、強力なライバルたちと比べてもまったく引けを取らない。モータージャーナリストの高平高輝がリポートする。

アウディはポルシェと同じ匂いがする

素晴らしい完成度なのに、なぜか見過ごされがちなクルマの代表がアウディの旗艦A8ではないだろうか。やはりこのクラスになると保守的な選択をするのかもしれないが、今ひとつ日本でアッパーミドル・クラス以上のアウディに人気が出ない理由は、あまりにクールでスマート、端正で洗練されてカッコ良いこと。さらに、それを強調する宣伝広告にも要因があるのではないかと考えてきた。ビスポーク・スーツを着ていない自分にはちょっと無理、と引いてしまう人が多いのではないか、というわけだ。だがそのスーパーエリートな雰囲気はきわめて高度で精密なエンジニアリングに裏付けされている。アウディはポルシェと同じ匂いがする。同じグループというより同じ一族だから当然かもしれないが。



フラッグシップ・モデルたるA8は現行型が4世代目だが、2018年夏の日本導入からほぼ4年経ってフェイスリフトが施された。ここに紹介するロングホイールベースのA8L60クワトロに加えて、V6ターボを積む標準ホイールベースの55クワトロ、V8ツインターボ搭載の60クワトロ、同じV8ツインターボながら571ps/800Nmを誇る高性能版のS8というラインナップである。2基のターボをVバンクの間に押し込んだ60用4リッター V8ツインターボは460ps/660Nmを生み出す。それに加えて48V駆動のマイルド・ハイブリッド・システムを採用していることも特徴のひとつだ。



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