ライバルはディフェンダー130か？　電気自動車も7人乗りの時代　家族を意識したメルセデス・ベンツEQBに試乗！

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7人乗りのメルセデス・ベンツEQB

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メルセデス・ベンツが国内に導入する電気自動車の第3弾、EQBの売りは、ベースのGLBと同じコンパクトなボディに多人数乗車を実現したパッケージング。いよいよファミリー層にも食い込む電気自動車の誕生である。モータージャーナリストの高平高輝がリポートする。

ポイントは3列シート7人乗りのパッケージング

メルセデス・ベンツの電動化ブランドEQシリーズには2種類のモデルがある。日本には未導入だが、EV専用プラットフォームを採用したEQS（Sクラス相当のセダン）とEQE（同Eクラス相当）、そして既存のSUVをベースにしたEQCとEQAである。新型EQBも後者の2台同様、GLBをベースにその特長である3列シート7人乗りのパッケージングをそのまま受け継いだ電気自動車だ。

日本仕様はフロントにモーターを積むFWDの「EQB250」と、リアにもモーターを搭載する4WDの「EQB350・4マチック」の2車種。250のフロント・モーターは190ps/385Nmを発生、この数値はEQAとほぼ同じだが、EQBには新たに永久磁石式交流同期モーターを採用。一方350はフロントに194psと370Nmを生み出す交流誘導モーター（EQAのフロント・モーターと同じ）、リアには98ps/150Nmの同期モーターを搭載する。350の場合は低負荷域での引きずり損失が小さいという理由でフロントに誘導モーターを採用したという。システム最大出力は292ps/520Nm。前後アクスル間の床下に格納されたリチウムイオン電池はEQAと同じく容量66.5kWhで、航続距離はWLTCモードで250が520km、350・4マチックが468kmとされている（EQAは410km）。