2022.11.12

CARS

飛行機の操縦桿を操るようなステアバイワイヤは感動もの! レクサスの電気自動車、RZの未来感は衝撃的だった!!

レクサスの純EV、RZ(プロトタイプ)に試乗した。

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感動もののステアバイワイヤ

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走りの完成度は想像以上に高い。しかしながらプレミアムカー・ユーザーには、それだけでは物足りないという人も少なくないだろう。そんな人のために用意されたのがステアバイワイヤ。操縦桿のように上下をカットした形状のステアリングは前輪と機械的には繋がっておらず、操作は電気信号として処理され、状況に応じて最適な操舵が行なわれる。操舵角はなんと左右150度で持ち替えは不要だ。

操縦桿のようなデザインのステアリング・ホイールの操舵角は±150°。ギア比は状況に応じて可変し、持ち替えることなくクルマの取り回しが可能。

最初はおっかなびっくり。しかし慣れてくると、低中速域での小気味良い反応、逆にギア比がスローになる高速域での安定感など、メリットが浮き彫りになってくる。しかも、前輪が直接繋がっていないだけに余計な振動などが伝わらず操舵感がクリア。適度なフィードバックによる上質な操舵感は、ちょっとした感動をもたらすものだった。

その走りは、静かで滑らかで力強い。要するに、BEVの旨味を活かせば、レクサスの追い求めてきた走りの世界を、これまで到達できなかった高い次元で実現できるとRZは示してみせたと言ってもいいだろう。

こうなったら手をこまねいている場合ではない。レクサスは電動化、もっと大胆に進めていくべきではないか? RZを試して抱いたのは、そんな思いだったのだ。

文=島下泰久 写真=レクサスインターナショナル

タイヤはリアがワイドになる前後異径サイズを採用。

■レクサスRZ(プロトタイプ)
駆動方式 前後2モーター4輪駆動
全長×全幅×全高 4805×1895×1635mm
ホイールベース 2850mm
トレッド(前/後) ----/----mm
車両重量 ----
最高出力(前/後)150kW/80kW
最大トルク ----
バッテリー形式 リチウムイオン電池
バッテリー容量 71.4kWh
航続距離 450km(開発目標値)
サスペンション(前) マクファーソンストラット+コイル
(後) ダブルウィッシュボーン+コイル
ブレーキ(前/後) ベンチレーテッド・ディスク
タイヤサイズ(前後) 18インチないしは20インチ
車両本体価格(税込) 未定

(ENGINE2022年11月号)

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