2023.03.04

CARS

「クルマというか生き物を飼っている感じ」 大人気アニメ『ワンピース』の主題歌を歌うミュージシャンのYUさんのが「フォード・マスタング」に乗る理由とは?

フォード・マスタング(1966年型)とミュージシャンのYUさん。

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馬に乗っている

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マスタングが手元に来て4年。YUさんにどんな刺激を与えているのかを聞いた。

「いろいろ大変ですよ(笑)。楽器や機材を運ぶために普段使いのクルマがあるんですけど、それに比べたら本当に手間がかかる。いままでクルマのボンネットを開けて、どうしたんだろう? なんて覗き込んだことはなかったんですけど、そういう新しい世界を見せてくれる(笑)。でも、嫌じゃないです。むしろ、そういうのが魅力だと思っています。クルマというか生き物を飼っている感じですね。機嫌が悪いとエンジンがかからない。マスタングだから、まさに馬に乗っているというか」



一方、運転はしやすいそうだ。

「アストン・マーティンDB9ヴォランテに乗ったことがあるんですけど、あれはGが凄くて運転が難しいと思いました。アストンに比べれば、視界はそんなに低くないし、ボディも細いのでラクです。幌は開けて乗っていますから、後方視界もいい」

曲のアイディアはクルマに乗っているときに浮かぶことが多いという。

「詞の着想はクルマに乗っているときがすごく多いです。デモを流しながら、ドライブして。こんな感じかなあ? と思いつくのは大抵クルマのなかですね。このマスタングは『MR.CLEVER』という曲のPVに使っています。都会の喧騒のなか、ずる賢く生き抜いていくという内容なんですけど、このクルマにすごく似合っていると思っています」

楽曲を作るというアウトプットのためには、いいインプットが必要になるのだと思う。YUさんにとっては、自分が大好きなモノ、心を動かされるモノに囲まれて生きることが、クリエイトするモチベーションになっているようだ。

「クルマは僕にとって刺激を与え、インスピレーションをわかせてくれるものですね。同時に癒してくれるもの。ハードな仕事を終えた帰り道、たとえ15分のドライブでも心をリフレッシュしてくれます」

次に欲しいクルマは?

「マツダ・サバンナです。RX-7になる前のやつ。クルマって旧い方がカッコイイですよね?」

なんと、初代サバンナ! 自分のスタイルに徹底的にこだわる。写真に醸し出されているYUさんのエネルギーの源はそこにあると思った。

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文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=筒井義昭 ヘアメイク=Tomoka Kitsunai


YU
4人組バンドI Don't Like Mondays.(通称:アイドラ)のボーカル担当。80'sサウンドをルーツに持ちながら、拘り抜いた音作りとグルーヴで邦楽と洋楽の垣根を超えていく。その楽曲はまるで都会をドライブしているかのような高揚感を与える。現在、テレビアニメ「ワンピース」の主題歌を担当中でワンマンツアー"1st SELECTION TOUR"も現在開催中。詳しくはI Don'tLIke Mondays.のHPをチェック。



(ENGINE2022年11月号)

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