2022.10.29

CARS

まだ買えます 世界に25台だけのボンドカー、アストン・マーティンDB5復刻版が日本初公開

アストン・マーティンが2020年に生産を開始した「アストン・マーティンDB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」を日本で初公開している。世界25台のみ販売される復刻モデルを見ることができる貴重なチャンスがやってきた。

007のボンドカーを再現

DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションは、1963年から65年に販売されたアストン・マーティンの2ドア・クーペであるDB5の生産終了55年を記念して製作されたモデル。アストン・マーティンのヘリテイジ部門である「アストンマーティン・ワークス」と、DB5の代名詞と言っていい映画『007』シリーズの制作会社であるイーオン・プロダクションズが共同で実施したプロジェクトで、DB5が初めて007シリーズに登場した第3作目の『ゴールドフィンガー』をはじめ、007の劇中で活躍するDB5を再現している。



煙幕も出るし、助手席も飛ぶ!?

製作はオリジナルのDB5を徹底的に分解し、部品をスキャンして正確な3Dデータを作成するところから始まった。そのデータを基に、4リッター直6DOHCエンジンやZF製5段MT、サーボ付きガーリング・タイプ4輪ディスクブレーキ、鋼管フレームとアルミ製のパネルを組み合わせたスーパーレッジェーラ工法のボディなどを徹底して再現。その中には、イーオン・プロダクションズの特殊効果監督であるクリス・コーボールドの監修によるボンドカーの特殊装置も盛り込まれている。



残りはあと1台

製造には1台あたり4500時間をかけ、価格は275万ポンド(約4.7億円)。先日24台目の行き先が決まり、残りはあと1台のみだという。なお、今回展示されているモデルはプロモーションなどに用いられるための車両で販売される25台には含まれない。

アジア・パシフィック地域で初めてとなるDB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションの公開は、まずは11月2日まで東京ミッドタウン日比谷アトリウムで行われたのち、11月3〜14日にはアストン・マーティン青山ハウスで行われる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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