2022.11.15

CARS

トヨタ・カムリと北米ナンバー・ワンを争ったホンダ・アコードが遂に11代目に突入 

ホンダが北米で新型アコードを発表した。日本市場には導入されない世代があったが、1976年に登場した初代以来、新型で11代目となる。

スッキリ、伸びやかに

ボディサイドを前後に貫くシャープなキャラクターラインや後方寄りのキャビン、傾斜角の大きいリア・ピラーなどにより伸びやかな印象を演出する。全長も先代比で約70mm伸びている。また、リアトレッドは約10mm拡幅され、ワイドさと安定感も表現した。



クラストップ・レベルの開放感

キャビンはクラストップ・レベルを謳う開放的な居住空間を確保。インテリアは前方視界から集中力を削ぐ要素を減らすとともに統一感や質感の向上を図った。メーターパネルは10.2インチのデジタルで独自の表示機能を採用する。

ハイブリッド車にはホンダ車最大となる12.3インチのタッチ式ディスプレイが与えられ、最上位機種には最新の車載コネクティッドサービスであるGoogleビルトインが搭載された。ネットワークを介したOSやアプリのOTA更新にも対応している。



ハイブリッドが進化

パワートレインは、1.5リッター直4直噴ターボと、2.0リッター直噴エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを用意。ターボ車はCVTの騒音・振動低減と制御改善を実施した。ハイブリッドは駆動用と発電用それぞれのモーターを搭載するシステムを改良し、走行性能の設定を好みに合わせて調整できるインディヴィデュアル・モードを新規設定した。

安全装備のホンダセンシングは、視野角90度のカメラと120度の広角レーダーにより認識能力を向上。渋滞運転支援機能のトラフィックジャムアシストをアコードとしては初搭載した。

アコードのメインマーケットというべき北米では2023年初頭に発売予定。さらに、日本を含めたグローバルな市場での販売を見据えているという。車両の諸元や各地域での発売時期は今後、随時発表されるという。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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