2022.11.24

CARS

想定はEV版のC-HRか トヨタが次世代EV「bZシリーズ」の新作をLAで披露

トヨタが11月18日から一般公開が始まったロサンゼルスオートショーで、新しい電気自動車=バッテリーEV(BEV)のコンセプト・カー、「bZコンパクトSUVコンセプト」を披露した。

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エントリー・モデルの電気SUV

bZコンパクトSUVコンセプトは、2022年半ばより日本をはじめとする各国で販売が始まったトヨタのBEV、「bZ4X」より軽量でコンパクトなエントリーSUVを想定したモデル。2021年末にお台場で行われたBEV戦略に関する説明会の場に並べられていたので初出ではないが、詳細に紹介されるのは今回が初めて。モーターショーへの出展も初となる。



新型プリウスの面影も

C字型LEDデイライトを備えるフロント・マスクは発表間もない新型プリウスに似ていて、また抑揚に富んだボディ・パネルなどからはC-HRに通じるテイストが感じられる。

オーバーハングが短く、ホイールが四隅に近く配置されたプロポーションはBEVらしい形状だ。なお、流れるようなシルエットと絞り込まれたキャビンは優れた空力性能をもたらすという。



スイッチを極力排除

インテリアはミニマルなデザインを採用。特徴的な曲面ディスプレイが2面備わる水平基調のダッシュボードにはスイッチ類はほとんどなく、操作のほとんどはゲームのコントローラーを思わせるステアリング・ホイールのサム・パッドで行うことを想定しているようだ。テーブル状のセンターコンソールには中央に電源ボタンとシフト・セレクター、パーキング・ブレーキのスイッチを統合した小さなコンソールと、その左右にはワイヤレス充電パッドを配置している。シートには植物由来のリサイクル素材を使用するなど環境への配慮も行われている。

パワートレインなど、技術面の具体的内容に今回は言及されていない。さらなる詳細は、2023年以降に発表する予定だとされている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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