2022.12.07

CARS

ハイウェイスターでも意外と紳士的!? 新型日産セレナのエクステリアの魅力に迫る

6年ぶりにフルモデルチェンジした日産セレナ。トヨタ・ノア&ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴンといった強力なライバルと市場で熾烈な争い繰り広げる日産の主力ミニバンの魅力をエクステリア、インテリア、エンジンなど項目ごとにクローズアップし解説していく。第1弾は先代のイメージを残しつつブラッシュアップが図られたエクステリアに注目する。

上質さと新しさを両立

フロントまわりは逆台形グリルとヘッドライトに一体感を持たせた、日産の最高級ミニバンである「エルグランドに通じる」イメージを採用。また、縦に3段並ぶLED式ヘッドライトはアリアなどの最新モデルにみられるようなボディ・パネルと連続性のある面構成にすることで上質感と新しさを両立している。



ワンモーション・ラインをさらに強調

「X」と「XV」グレードに用いられる標準ボディは、アッパー・グリルの下までをボディ同色にしたバンパーを装着。一方の「ハイウェイスター」と新たに追加された最上級グレードの「ルキシオン」に与えられたワイド・ボディは、上下グリルを全面的にブラックアウトすることで一体感を演出したうえでクロームのアクセントを増やすとともに、エッジの効いたバンパー・デザインを採用することでアグレッシブなスタイリングとしている。また、バンパー両端にはフロントからの風をタイヤ・ハウス内に流すことで整流するエア・カーテンを組み込むことで横風によるフラつきを軽減した。


ボディ・サイドはフロント・バンパーからフェンダー、ベルト・ラインまでがワンモーションで続くラインを形成。さらにヘッドライトと三角窓に挟まれた部分にダークな色調の車名入りパネルを入れることで引き締まった印象を加味した。横基調のバーが走るグリルとヘッドライトで演出したワイド感ととともに躍動感ある軽快さを両立している。



デザイン性だけでなく使い勝手にも配慮

ボンネット上面より低いラインから立ち上がる三角窓や後端がキックアップするベルト・ラインは先代モデルから受け継ぐモチーフ。ボディ・サイドは平面的なパネルに直線的なキャラクターラインが走り、モダンに仕上げられている。

リア・ビューもシンプルな造形を採る。バック・ドアにはフロント・グリルと相似形を成す逆台形デザインのプレスラインがサイドから途切れなく続く。独立開閉するガラスハッチは狭いところでも使いやすいよう天地の長さが短くされ、パネル面との段差も小さくなった。LED式テールライトはL字型の赤いストラップと縦一列に並んだライトを組み合わせることでスッキリしたデザインに仕上がっている。

ボディ・カラーは単色10色とブラックルーフの2トーン4パターンを設定。新色は2色で、空と海の色に着想を得たターコウイズブルーと、茶室の土壁を思わせるベージュ系の利休−リキュウ−が新規設定されている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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