2022.12.18

CARS

ジープ・ラングラーがハイブリッドに 初のPHEV「アンリミテッド・ルビコン4xe」発売

ジープ・ラングラーにラングラー初のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)となる「アンリミテッド・ルビコン4xe」が設定された。

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2.0リッター直4に2つのモーター

ハイブリッドのパワートレインはエンジンと2基のモーターを組み合わせたもの。エンジンは272ps/400Nmを発生する2.0リッター直4ターボで、8段ATと2段式の副変速機を備えたトランスファーを持つ。ガソリン仕様同様に後輪駆動と4輪駆動の切り替えが可能だ。



電動走行も可能

2基のモーターはエンジンとトランスミッションの前部に配置。エンジンに接続した63ps/54Nmのモーター(P1)はエンジンの始動とバッテリーへの充電を担う。トランスミッション前部のモーター(P2)は107ps/255Nmを発生し、駆動力をアシスト。十分なトルクを素早く引き出せるため、悪路走行性能の向上にも寄与する。もちろんモーターのみでの走行も可能だ。

駆動用バッテリーは15.46kWhのリチウムイオン電池で、家庭用200V電源での普通充電に対応。後席下に配置することで、重量配分の最適化と外部からの衝撃による損傷リスクの低減を図った。高電圧電子部品は気密と防水処理が施され、渡河性能はエンジン車と同等の76cmを実現している。



3つのモードで電気をコントロール

走行モードは3つ。「エレクトリック」モードは約42kmのEV走行が可能で、充電レベルの低下時やアクセル・ペダルを強く踏み込んだ場合にはエンジンが始動する。「ハイブリッド」モードは道路やバッテリー、操作の状況に応じてエンジンとモーターの作動を自動調整。さらに電力消費の節約やエネルギー回生によるバッテリー充電レベルの維持を優先する「e-セーブ」モードが選択できる。

エクステリアはボンネットのデカールやサイドとリアのエンブレムにブルーのアクセントを使用。インテリアもステッチがブルーとなる。ボディ・カラーはブラックC/CとブライトホワイトC/C、ブルーグレー系のアールC/Cの3色で、内装はいずれもブラック。左ハンドルのみの設定だ。

価格は1030万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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