2022.12.29

CARS

V8はこれで終焉か 世界限定999台のモーターが付かない最後のメルセデスAMG・E63

メルセデスAMGがEクラスの最速・最強モデルである「E63S・4マチック+(プラス)」をベースにした特別仕様車「E63S・4マチック+ファイナルエディション55」を発表した。世界限定999台でそのうち日本には50台が導入される予定だ。

迫力のマットカラー

エクステリアは、グラファイトグレーマグノと呼ばれる濃灰のマットカラーのボディ・カラーに、サイドにはAMGのロゴマークを思わせる専用デザインのデカールが貼られ、前後のバンパー・スカートやドア・ミラーがブラックとなる「AMGナイトパッケージ」が装着される。また、カーボン・パーツやCピラーのエンブレム、ロゴ・プロジェクターを特別装備。ホイールは20インチの鍛造品で、ブレーキはカーボンセラミックとなる。



黄色の挿し色が映える

インテリアはセンターコンソールに999台のうちの1台であることを示すバッジを装着。チタニウムグレーパールとブラックのカラーにイエローステッチを施した内装は、通常モデルに設定されないパフォーマンス・シートやイエローステッチ入りのパフォーマンス・ステアリングを採用。カーボン・トリムや前席シート・ベンチレーター、パノラミック・スライディングルーフなども備える。

パワートレインはベース・モデルと同じ。エンジンは最高出力612ps、最大トルク850NmのM177型4.0リッターV8ツインターボを搭載。ひとクラス下とはいえ、新型メルセデスAMG・C63が同じ4.0リッターV8からプラグイン・ハイブリッドの直4へと大変革を受けたことを考えると、AMG・E63としてはこれが最後のV8、そして最後のモーター無しユニットになるかもしれない。



日本仕様は50台のみ

ドライブトレインもベース・モデルと変わらず、湿式多板クラッチを用いる9段ATに4WDが組み合わされる。サスペンションは3チャンバー式エア・スプリングと電子制御の可変ダンパーを装備する。

ステアリングの位置は左右とも設定され、それぞれ25台ずつ、計50台が導入される。

価格は2447万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement