500ps超の4WDスーパー・ワゴン登場　BMW・M3ツーリング日本上陸

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BMWが3シリーズをベースにしたM社謹製のスポーツ・モデル「M3」に追加された「M3コンペティションM xドライブ・ツーリング」の日本導入を開始した。M3にワゴン・ボディが設定されるのはこのモデルが初めてとなる。

M3セダンと同じ顔立ち

エクステリアはAピラーより前の部分は基本的にM3と共通。「ダブル・バー」の入る大型のキドニー・グリルや大型エア・インテークなど、M3セダンと顔つきを持つ。フロント・フェンダーに備わるサイド・ギルやドア・ミラーも同様にM3専用デザインのものを用いている。

リアもしっかりM3

リアはセダンのイメージをワゴン・ボディにしっかりと落とし込んだ。スポイラーやディフューザーを設置により空力性能を向上。またスポーツ・エグゾーストも標準装備される。

ボディ・サイズは全長4805mm×全幅1905mm×全高1450mm、ホイールベースは2855mm。通常の3シリーズ・ツーリングに対し全幅が80mmワイドになる。荷室容量は3シリーズと同等の500〜1510リッターを維持。車両重量は1870kgとなる。タイヤ・サイズは前275/35R19、後285/30R20だ。

4WD＋ATのみ

エンジンは「コンペティション」仕様のため、高出力版の510ps/650Nmを発生する3.0リッター直6ツインターボを搭載。トランスミッションはM仕様の8段ATでMTの設定はない。駆動方式は4輪駆動のみで、アクティブLSDやスタビリティ・コントロールと統合制御される。0-100km/h加速タイムは3.6秒。制御系の介入をカットする2WDモードや、後輪のスリップ許容量を拡大するMダイナミック・モードも用意される。

キャビンにはＭモデル専用表示を持つメーターパネルとインフォテインメント用のセンター画面を連続させた曲面ディスプレイを採用。通常の3シリーズでは廃止されたシフト・レバーはこのモデルには引き続き設置されている。Mスポーツ・シートを標準装備するほか、オプションでMカーボン・バケットシートを装着可能だ。

右ハンドル仕様のみの設定で、価格は1398万円。納車開始は2023年1月下旬以降を予定している。