2023.02.04

CARS

漫画の世界でも活躍したチューニングカーや原付を2台収めた軽キャンパーまで オートサロンをさらに探求

「東京オートサロン2023」の会場を開場から終了までの10時間に亘り、隅々まで歩き回って目についたクルマたちをピックアップしてお届けしてきた。しかし、紹介しきれない注目のクルマがまだまだ沢山ある。そこで、今回はこぼれてしまったが是非とも取り上げておきたいクルマをピックアップしてお伝えする。第3弾は「ホール」のこぼれネタです。

あなたはシャンテをしっているか

西ホールで印象に残ったのはド迫力のオーバーフェンダーを装着した「マツダ・シャンテ」。かつてマツダが独自に軽自動車を開発していた1972年に発売した「シャンテ」をベースに、ロータリーの神様とも呼ばれる雨宮勇美氏が小柄な軽のボディにロータリー・エンジンを押し込んだチューニングカーだ。

ロータリーの神様の発案

1982年に連載を開始して以来、一世を風靡した自動車コミック『よろしくメカドック』登場車のモチーフにもなったこのロータリー搭載のシャンテに着想を得て、「郷田鈑金」が製作したロータリー・シャンテは本家RE雨宮のブースに展示された。エンジンは雨宮チューンの13Bで、NAロードスターのシャシーを部分的に使用しているという。まさに、漫画の世界から飛び出してきたようなルックスには思わず微笑みたくなるものがあった。

「フォレスト・オート・ファクトリー」が製作した「スズキ・エブリイ」の車中泊仕様も微笑ましかった。とくにそう思わせたのは荷室だ。キャビン後部のベッドの下には、シックなカラーリングで仕上げられ、懐かしの荷室などへの搭載を考慮し、ハンドルなどが折り畳める原付バイク「ホンダ・モトコンポ」が2台収まっていた。旅先でのどかにツーリングする光景が目に浮かびそうだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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