2023.01.22

CARS

今度こそ最終形か!? 顔を刷新した日産GT-Rの2024年モデルがデビュー

日産は「東京オートサロン2023」で「GT-R」の2024年モデルを公開した。アシュワニ・グプタCOOが「R35型の集大成」と語るモデルだ。

2台のトップ・グレードをお披露目

展示されたのは特別仕様車の「GT-Rプレミアム・エディションTスペック」とGT-Rシリーズの頂点に立つ「GT-Rニスモ・スペシャル・エディション」の2台。

GT-Rニスモ・スペシャル・エディション

R34GT-Rを彷彿

両モデルともエクステリアは空力性能を向上させることで乗り味の洗練を目指し、変更を実施。フロントまわりは先代のR34型スカイラインGT-Rを思わせる水平なラインを明確にしたボディ同色のバンパーを採用。バンパーの両サイドにはハニカム形状のデイタイム・ライトを新設し、中央のバンパー・グリルの形状も刷新している。

リアまわりではニスモにダックテール・タイプの新しい形状トランク・リッドを採用。さらにリア・ウイングはステーの高さを引き上げた新タイプとなった。ニスモ以外もスポイラーの形状が見直されている。ボディ・サイズはGT-Rが従来型と変わらず、ニスモについては全長が10mm伸びている。

GT-Rニスモ・スペシャル・エディション

エンジンはファイン・チューン

エンジンはこれまで通り、3.8リッターV6ツインターボで、570ps/637NmのGT-R、600ps/652Nmのニスモともに最高出力と最大トルクを維持。GT-Rは走行時の不要なノイズや振動を低減し、サウンドの再調律を行うことで快適性向上を図った。また、2022年モデルから登場した「Tスペック」を2024年モデルにも設定。専用のサスペンションのセッティングとブレーキのカーボンセラミック化を行った特別仕様車で、「プレミアム・エディション」と「トラック・エディション・エンジニアードbyニスモ」の2グレードに設定する。

GT-Rプレミアム・エディションTスペック

シャシーを見直したニスモ

ニスモはサスペンションを再チューンし、フロントに機械式LSDを追加するとともに、エンジンには重量バランスの精度を高めたピストン・リング、コンロッド、クランクシャフトを採用。インテリアではレカロ製カーボンバック・バケットシートが新形状のものに刷新されている。また、クリア塗装のNACAダクト付きのカーボン製ボンネットを装着したスペシャル・エディションも2022年モデルに引き続き用意されている。

GT-Rニスモ・スペシャル・エディション

2022年モデルと同じラインナップ

ラインナップは2022年モデル同様、「ピュア・エディション」をはじめ、「ブラック・エディション」、「プレミアム・エディション」、プレミアム・エディションTスペック」、「トラック・エディション・エンジニアードbyニスモ」、「トラック・エディション・エンジニアードbyニスモTスペック」、「ニスモ」、「ニスモ・スペシャル・エディション」が用意される。

発売時期はGT-Rが今春、GT-Rニスモが今夏となる予定。販売方法や価格は正式発表のときにアナウンスされる。



文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

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