BMWの小型SUV、新型X1はガソリンと電気の二刀流でメルセデス・ベンツとアウディに挑む

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BMWがフルモデルチェンジで新しくなったコンパクトSUVの新型「X1」を日本市場へ導入。納車は２月下旬開始予定だ。

電気自動車はシリーズ初

後輪駆動ベースのFRプラットフォームを用いた初代から数えると3世代目、前輪駆動（FF）ベースとなってからは2世代目となる新型X1には、シリーズ初となる電気自動車＝バッテリーEV（BEV）モデルである「iX1」をラインナップされる。

SUVらしいフロント・マスク

エクステリアはフロントに正方形に近い大型のキドニー・グリルと「ツイン・サーキュラー」と名付けられるカタカナの「フ」のようなデイライトを2つずつ備えたヘッドライトを採用。直立したフロント・エンドは、SUVらしい力感を演出する。

ドア・ハンドルはボディパネルと同一面となるフラッシュサーフェス・タイプとなり、空力性能の改善に寄与。ホイール・アーチはブラックのモールにより角張った形状を強調している。

リアまわりは水平方向のキャラクター・ラインと立体的なL字型のLEDテールライトを組み合わせた。「xライン」仕様は前後バンパー下部にスキッドプレート風の造形を加え、「Mスポーツ」はボディ同色のエアロ・パーツ風デザインとしている。

2.0リッター・ガソリンとEV

ラインナップはガソリン車の「X1・xドライブ20i」と、BEVの「iX1・xドライブ30」の2タイプで、それぞれに「xライン」と「Mスポーツ」が設定される。

ガソリン車の「xドライブ20i」は、150ps/300Nmを発生する2.0リッター直4ターボを搭載。デュアルクラッチ式7段自動MT（DCT）を組み合わせ、4輪を駆動する。WLTCモード燃費は、12.9km/リッターをマークする。

iX1は272ps、0-100km/h加速5.6秒

BEVのiX1は前後に190ps/247Nmのモーターを搭載し、システム総合で272ps/494Nmを発生。床下に66.5kWhの駆動用リチウムイオン・バッテリーを収める。0-100km/h加速タイムは5.6秒、航続距離は465kmだ。

価格はX1・xドライブ20iが556万円、iX1・xドライブ30が668万円となっている。

文＝関耕一郎