2023.03.04

CARS

ランボルギーニと日本の現代美術家IKEUCHI氏が60周年記念アート作品を制作

2023年で創立60周年を迎えるランボルギーニがそれを記念するアート作品を東京で発表。日本の現代美術家であるIKEUCHI氏とのコラボレーションで制作された。

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60周年記念のモットーである「The・future・began・in1963」にちなみ、このプロジェクトは「Chasing・the・Future」と銘打たれた。作品は歴代ランボルギーニのアニバーサリー・モデルのパーツやデザイン要素を盛り込み、IKEUCHI氏がテーマとするサイバネティクスのテイストでまとめられた。



ウラカンSTOでIKEUCHI氏の世界を表す

そのひとつが「ウラカンSTOタイムチェイサー111100」。車名の数字は、記念すべき60の数字を2進法で表したものだ。白いボディに黒いパーツを組み合わせ、ドアとエンジン・フードはグレーというカラーリング。各部にマーキングを施した。

ボディ後方のエンジン・ルーム上には過去のモデルのミニチュア・パーツで製作されたオブジェを収めた六角形のボックスが積まれている。モチーフになったのは、クンタッチ(カウンタック)25thアニバーサリー、ディアブロSE30、ムルシエラゴ40thアニバーサリー、アヴェンタドールLP720-4 50thアニバーサリーといった記念モデルである。



ランボルギーニで「過去」、「現在」、「未来」を表現

もうひとつの「タイムゲイザー」はランボルギーニの進化というレンズを通して、「過去」、「現在」、「未来」というIKEUCHI氏のビジョンを凝縮した作品。ランボルギーニのパーツを随所に用い、SFロボットのコクピットを思わせるシングル・シートの未来的な空間を表現している。

IKEUCHI氏は今回のコラボレーションについて、「ランボルギーニのようなブランドと、特に周年という記念すべき年にコラボレーションを実現することができ大変光栄です。ランボルギーニは、私のアートと同じように、常に未来をカタチづくり、常に挑戦しようと努力しているブランドです。進化を続けるランボルギーニの門出として、オーナー様はもちろんのこと、多くの方にこの作品を楽しんでいただければと思っています」とコメント。



ランボルギーニの価値観を体現

また、ステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOは今回の作品を、「伝統と革新、過去と未来を真に調和させ、ランボルギーニの価値観を完璧に体現しています」と評した。

さらに、電動化にあたり不安視する向きもあるブランドの未来について「60周年という節目に、ランボルギーニはこれからも大胆で型破りなブランドとして、挑戦を絶やすことなく成長し続けることを約束します」と語っている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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