こちらも2年待ち必至か!?　460万円で3月15日にプリウスPHEV発売

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トヨタがハイブリッド・モデルに続き、新型プリウスのPHEV（プラグイン・ハイブリッド）モデルの販売を3月15日から開始する。3月15日に発売する。

PHEVとしては3世代目

プリウスとしては5代目だが、PHEVは3代目からの登場なので、PHEVとしては新型で3世代目となる。第1世代はデザイン面において通常のハイブリッド・モデルと比べると差が少なく、独自性＝PHEVを買った甲斐が薄いという評価から、第2世代ではボディ・パネルやライト類まで変更し、ひと目でPHEVとわかるデザインが与えられていた。

見た目はほぼハイブリッドと同じ

しかし、新型は原点回帰というか、第1世代以上に見た目の差が少ない。右リア・フェンダーに給電口が備わる以外の専用装備は、金属調シルバー塗装のロア・グリルとグレースモークのテールランプ、また19インチ・ホイールがPHEV専用デザインとなる程度だ。

出力は従来型の約2倍！

プラグイン・ハイブリッド・システムは、ハイブリッドの上級グレードに搭載されているものと同型式の2.0リッターを採用。エンジンの出力はハイブリッドよりも1ps低い151ps/188Nmで、163ps/208Nmの駆動用モーターを組み合わせる。システム出力は223psで、122psだった従来型の約2倍となった。駆動方式は前輪駆動のみ。0-100km/h加速は6.7秒をマークする。回生ブレーキには回生ブースト機能を搭載。山道など、アクセルとブレーキの両ペダルの踏み替え頻度が高い状況で、設定に応じて「Bレンジ」以上の強い制動力を発生する。

燃費とEV走行距離は、19インチ・タイヤ仕様が26.0km/リッターと87km、17インチ・タイヤ仕様が30.1km/リッターと105km。駆動用バッテリーの容量は51.0Ah。外部給電はバッテリーから直接給電するEV給電モードに加え、プリウスPHEVに備わるソケットを介してガソリン満タンで約5日分の発電が可能なHEV給電モードも備わる。サイド・ウインドウを閉じたまま外部給電できるアタッチメントや、充電インレットを100V/1500Wコンセントとして利用できる「ヴィークル・パワー・コネクター」が標準装備される。

1グレードのみ

普通充電時に車両のパワー・スイッチをONにすると、外部電源の電力でエアコンやオーディオを使用できるマイルーム・モードを設定。エアコンはエネルギー効率に優れるヒートポンプ式だ。オプション設定されるソーラー発電システムは第2世代型へ進化。先代同様、ルーフにソーラーパネルを設置し、駐車中は駆動用バッテリーを充電、走行中は補機バッテリー系統に給電する。

ボディカラーはイエロー系とグレー系の新色を含む6色を設定。Zグレードのみの1機種展開で、価格は460万円となっている。