好評の黄色は黒バンパー仕様　新型ルノー・カングーのカラー・バリエーションはこうなっている

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広大かつ自由度の高い室内、商用車ベースとは思えないキビキビとした走りが魅力のルノー・カングーだが、ボディ・カラーもそのひとつに数えていいだろう。標準設定色だけでなく「クルール」や「ペイサージュ」をはじめとする限定車に特別なカラーリングを用意するなど、ボディ・カラーにも大きなこだわりを感じる。

黒バンパーの新グレード導入

また、今回は色だけではなく、その使い方に新しい提案を盛り込んできた。それが前後バンパーをはじめ、外装に無塗装のブラックを用いたグレード「クレアティフ」の設定だ。なお、エントリー・グレードである「ゼン」の外装もクレアティフに準じている。

欧州らしさを求める層に人気

黒バンパーは欧州の商用バンでは当たり前で、歴代の日本仕様でも特別なボディ・カラーになる限定車では採り入れられていた仕様で、カングーに欧州らしさを求める一部のユーザーから大きな支持を得ていていて。ボディ同色をあえて黒バンパーに変える人も少なくなかった。

クレアティフはそんな要望に応えるモデルで、前後バンパーとドア・ミラー、サイド・ドアのスライドレール・カバーが素材の色を活かした黒色となるほか、ホイール・カバーも簡素なハーフ・タイプとなる。バンパーがボディ同色になり、ドア・ミラーが塗装のブラックでフル・ホイールキャプを備えたモデルである「インテンス」とは安全や快適、機能などの装備はほぼ同じで、価格もグレードによる差はない。

ボディ・カラーは全5色

ボディ・カラーは全5色を揃えるが、グレードによって選択できる色が異なる。クレアティフはカングーでは人気の高いメインカラーと言える黄色系のジョンアグリュムと白系のブランミネラル。ちなみに、ジョンアグリュムは新型カングーから本国で設定されなくなったが、日本では人気が高いことから日本仕様向けに用意されたという。

インテンスはブランミネラルに加えて、茶系のブラウンテラコッタM、グレー系のグリハイランドM、青系のブルーソーダライトMというオプション価格5.5万円になる3色のメタリック塗装を用意する。ゼンはブランミネラルの1色のみしか選べない。

クレアティフにインテンスの色

また、クレアティフ・ベースとなる日本発売記念特別仕様車の「プルミエールエディション」は、インテンスでしか選べない3色のメタリックをボディ・カラーとして設定する。黒バンパーにメタリック・ボディの組み合わせは現時点ではこの特別仕様車のみだ。

まずは全5色からのスタートする新型ルノー・カングーだが。歴代モデルでは特別色を採用する限定車が数多く設定され好評だっただけに、新型でも同様の展開が期待できそうだ。