2023.04.02

CARS

【海外試乗速報!】アルピーヌ最後の内燃エンジン車、A110R 操る歓びは何ひとつ変わっていない! バネ下荷重、超絶軽量化のカーボン・ホイール(288万円!)の効果とは?

内燃エンジンのA110としては最後のモデル、A110R

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アルピーヌA110の最終形態ともいうべきA110“R”にモータージャーナリストの石井昌道が試乗。その走りは、想像以上に完成度の高いものだった!

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過激という名のモデル!

純内燃エンジン車のA110としては最後のバージョンと噂されるA110R。スタンダードなA110、グランドツーリングのA110GT、スポーティなA110Sに続くモデルで、Rはラディカル=過激を意味しているという。

そもそもA110は類い希なハンドリングの持ち主ながら、サスペンションはしなやかでスポーツカーとしては望外に快適でデイリー・ユース向きだ。また、エレガンスを重視してルーフからリア・エンドに続く美しいラインを崩さないようにリア・ウイングの類いは封じていた。だがA110Rはパフォーマンス・アップのためになりふりかまわずエレガンスを脱ぎ捨て、シャシーもロール剛性を高めるべく大幅に強化してきた。



パフォーマンス・アップは軽量化、エアロダイナミクス向上、シャシー強化の3本柱でなされた。

車両重量はA110Sに対して34kg減となる1082kg(欧州仕様)。パワートレインはA110Sと同様の300ps仕様ながら0 -100km/hは0.3秒速い3.9秒。252psのA110と比べると0.6秒も縮めている。カーボンファイバー製のパーツが多用されているが、なかでも注目は市販車ではごく一部にしかみられないホイールだ。エアバスの航空機用パーツなども手がけるフランスのDUQUEINEとの共同開発でアルミホイールに対して12.5kg軽いという。価格は明らかにされていないが、ホイールだけで2万ユーロ相当(1ユーロ=144円換算で約288万円)だそうだ。リア・ウインドウ部もカーボン化され後方視界はゼロ。日常使いするのならアフターでデジタル・ルームミラーをつけたくなる。

前後ホイールもフルカーボン製。


エアロダイナミクスはアルピーヌF1チームとのコラボで開発された。ドラッグを増やさず適切なダウンフォースを得るのが目的。A110を基準にするとA110Sはフロント+60kg/リア+81kg、A110Rはフロント+30kg/リア110kgとなり、全体のダウンフォース量はほぼ同等ながらA110Rはリア寄りとなる。また、A110Sはドラッグが5%増えていたが、A110RはA110と同等に抑えられた。

サスペンションはA110Sに対してスプリングは前後とも10%のレートアップ、スタビライザーはフロント10%、リア25%のレートアップ。ショックアブソーバーはZFザックス製で減衰力が20段階の調整式。車高も調整可能で公道では10mmダウンを推奨、サーキット等ではさらに10mmダウンが可能となっている。タイヤはセミスリックのミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2だ。

フロント・フードやリア・ウイング、車体下部のスポイラーなどの専用外装空力パーツ以外にも、ドア・オープナーが簡素な赤いベルト式になり、カーボン・モノコックのサベルト製シートや6点式シートベルトが標準装備となるなど変更は多岐にわたる。


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