2023.04.23

CARS

新型インプレッサは229.9万円~ 全車2リッターで、ハイブリッドも設定

2022年11月に北米で世界初公開し、2023年3月から日本仕様の受注が開始されていた新型スバル・インプレッサの価格が発表された。

ラインナップは3グレード

ラインナップはエントリー・モデルの「ST」をはじめ、「ST-G」、最上位の「ST-H」の3グレード。全モデル2.0リッター水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載するが、上級2グレードのST-GとST-Hはモーターを加えたハイブリッドの「e-BOXER」となる。いずれも前輪駆動(FF)と4WDを設定。価格は、STが229.9万円(FF)、251.9万円(4WD)、ST-Gが278.36万円(FF)、300.3万円(4WD)、ST-Hが299.2万円(FF)、321.2万円(4WD)となっている。



キープ・コンセプト

インプレッサは今回の新型で6代目。スタイリングをはじめ、コンセプトは4代目から大きく変わることなく受け継いでいる。ただし、これまでボディ・バリエーションは5ドア・ハッチバックと4ドア・セダンの2タイプだったが、新型はハッチバックのみとなった。

ボディ・サイズは全長×全幅は4475×1780mm、全高はSTが1450mm、e-BOXERの2グレードは1515mmとなっている。ホイールベースは全グレードとも2670mm。車両重量はSTが1380〜1420kgで、e-BOXER仕様は1530〜1580kgとねっている。



3つのカメラも用いた新世代アイサイト

インテリアは、レヴォーグをはじめとする最新のスバル車に用いられている11.6インチ縦型ディスプレイを備えたスバル最新世代のインターフェイスをe-BOXER車に採用。運転支援装置では、ステレオ・カメラと超広角カメラの3つのカメラを組み合わせて認識性能を高めた新世代アイサイトを導入した。

パワートレインの出力は、エンジンのみのSTは154ps/193Nm、ハイブリッドのe-BOXERは145ps/188Nmのエンジンに13.6ps/65Nmのモーターを組み合わせる。WLTC燃費は、STが13.6〜14.0km/リッター、ハイブリッドのST-GとST-Hは16.0〜16.6 km/リッターだ。



ボディもしっかり進化

シャシーはスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の進化版で、構造用接着剤の適用範囲拡大やサスペンション取り付け部の高剛性化を実施。ボディ全体の骨格を組み立ててから外板を溶接するフル・インナーフレーム構造として、従来工法より高剛性かつ軽量に仕上げた。タイヤはSTが205/50R17、ST-GとST-Hが215/50R17を履く。

ボディ・カラーは全9色(STは7色)で、このうち3.3万円高のオプション色は3色(STは2色)を用意している。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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