2023.05.01

CARS

メルセデスのフラッグシップSUV。GLSがマイナーチェンジ AMG&マイバッハ版も同時デビュー

メルセデス・ベンツの大型SUV、「GLS」のマイナーチェンジ版がAMGとマイバッハ版を含めて公開された。

新デザインのフロント・グリルを採用

新型メルセデス・ベンツGLSはエクステリアにシルバーシャドウ仕上げの4枚ルーバー・グリルと、ハイグロスブラックのフレームに組み込んだエア・インレットを統合したバンパーを採用している。アンダーガードの形状も変更。また、テールライトは内部に横基調の灯体を3つ組み込んだ新デザインとなった。



オフロード性能もアップ

悪路走行性能の向上も図られた。「オフロード・エンジニアリングパッケージ」を選択すれば、最低地上高が30mmアップし、アンダー・ボディのガードが加わる。また、MBUXインフォテインメントシステムのオフロード・モードには、車体前部の下方を中央ディスプレイに表示する「トランスペアレント・ボンネット」機能が追加された。これにより前方路面の障害物などへの対応を容易にしている。さらに、牽引時の取り回しを補助する「トレーラー・マニューバリング・アシスト」も加わる。

ガソリン・モデルは3.0リッター直6ターボで381ps/500Nmの「GLS450」と、4.0リッターV8ターボで517ps/730Nmの「GLS580」、ディーゼル・モデルは3.0リッター直6ターボで269ps/650Nmの「GLS350d」と、367ps/750Nmを発生する「GLS450d」。全車とも4WDで、GLS580は22ps/250Nm、そのほかは20ps/200Nmの48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせる。



マイバッハもAMGもマイルド・ハイブリッド化

メルセデス・マイバッハ仕様は縦型バーのフロント・グリルとバンパーの左右エア・インレットはクローム仕上げを採用。鍛造ボルト・カバー付きの23インチ・ホイールがオプションに加わった。インテリアではダイヤ柄パーフォレート・シートを新たに用意している。マイバッハも電動化が図られ、「GLS600」は557ps/730Nmの4.0リッターV8ガソリン・ターボに+22ps/250Nmのモーターを組み合わせる。

メルセデスAMGの「GLS63」は22ps/250Nmのモーターを備えた612ps/850Nmの4.0リッターV8ターボを搭載。アクティブロール制御デバイスとエア・サスペンションにソフトウェアの更新を加えることでハンドリングと快適性をともに高めている。

改良型GLSは従来モデル同様、アメリカ・タスカルーサ工場で生産さる。北米では2023年9月半ば、欧州では10月末に発売される予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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