BMW M3の最速・最強モデル、CSが日本上陸　30台限定で、応募多数の場合は抽選販売

関耕一郎

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BMWがM社謹製のスポーツ・セダンであるM3のトップ・モデルとなる「M3 CS」の受注を開始した。全世界1500台の生産台数のうち、30台が日本に割り当てられる。

M3をベースに軽量化と出力アップを図る

CSは「コンペティション・スポーツ」の略で、「M3コンペティションM xドライブ」をベースに、約20kgの軽量化と約40psの出力向上を果たしている。

カーボン素材を多用

エクステリアとインテリアにはカーボン（CFRP）素材を多用。エクステリアではルーフをはじめ、ボンネットやフロントのスプリッターとエア・インテーク、ドア・ミラー、リア・ディフューザー、リア・スポイラー、インテリアではセンターコンソールやトリム、ステアリング・ホイールとシフト・パドルにCFRPを用いている。さらにMカーボン製バケットシートも標準装備だ。

エンジンはベース・モデルと同じ3.0リッター直6ツインターボを搭載するが、過給圧を1.7barから2.1barへ引き上げることで出力アップ。出力は551ps/650Nmを発生する。トランスミッションは8段ATで、4輪を駆動。0-100km/h加速タイムはM3コンペティションM xドライブより0.1秒速い3.4秒をマークする。

シャシーもスペシャル

シャシーはボールジョイントの使用箇所を14か所へと4つ増やし、サスペンションには専用のスプリングとダンパー、スタビライザーを装備。ブレーキ・システムはレッド・ハイグロスに塗装したキャリパーとカーボンセラミック・ディスクを標準装備する。

受注はBMWオンライン・ストア限定で、5月31日23：59まで実施。注文多数の場合には抽選となる。7月初旬までに当選者を決定し、第３四半期以降に納車を開始する。

価格は1998万円となっている。